神経系の薬
神経系の薬のカテゴリーに属しているお薬およびその成分を解説しています。
・アクタリット(アクタリット)
慢性関節リウマチは複数の関節における関節炎を主な症状にする全身疾患の一つです。アクタリットは免疫機能を調節して主に関節における症状を改善すると共に、関節が破壊されるのをある程度抑えるお薬です。
・アセタゾラミド(アセタゾラミド)
アセタゾラミドは、房水(眼圧を保つ目のなかにある水)の生成を抑えて眼圧を下げたり、内耳のリンパ液の分泌を抑制する効果のあるお薬です。また、精神系の興奮を抑えたり、呼吸中枢を刺激する作用もあります。
・アセチルフェネトライド(アセチルフェネトライド)
アセチルフェネトライドは、脳の中枢に作用して神経の異常興奮を抑制し、けいれんを抑える効果おあるお薬です。主に、てんかん発作や精神運動発作、自律神経発作などに用いられます。多くの場合、他のお薬と併用されます。
・アセトアミノフェン(アセトアミノフェン)
アセトアミノフェンは脳の体温調節中枢に作用して解熱するとともに、痛覚中枢の興奮を抑えて痛みを和らげるお薬です。アスピリンとほぼ同様に解熱鎮痛効果を持ちますが、アスピリンと比べてアセトアミノフェンはより副作用の少ないお薬です。
・アフロクァロン(アフロクァロン)
アフロクァロンは、筋肉運動をコントロールする中枢神経に作用して神経の異常興奮を抑え筋肉のこわばりや痛みを和らげます。主に、腰痛症・脳性麻痺、脊髄性血管障害、多発性硬化症、外傷による後遺障害、手術後後遺症などの治療・痛みの軽減に利用されます。
・アモキサピン(アモキサピン)
アモキサピンは、脳神経の働きを高めて精神活動を改善し、気分・意欲を高揚させる効果のあるお薬です。また、自律神経を安定させる作用もあります。主に、うつ病およびうつ状態の改善に効果を発揮します。抗うつ剤の中でも非常に即効性のあるお薬で副作用も少なめです。
・アモバルビタール(アモバルビタール)
アモバルビタールは中枢神経系の働きを抑えて眠りを誘導し睡眠時間の延長や精神的な不安や緊張、興奮などを鎮める効果のあるお薬です。主に不眠症や精神不安状態の沈静に用いられます。
・アルプラゾラム(アルプラゾラム)
アルプラゾラムは比較的穏やかな効果を持つ精神安定剤です。情動と密接な関係にある大脳辺縁体や視床下部に対して作用し、意識や精神活動に対して影響を及ぼさない程度に不安や緊張などを取り除く効果があります。不安神経症やパニック障害を始めとした神経症を中心に、心身症、更年期障害の患者などに対して処方されます。
・エスタゾラム(エスタゾラム)
エスタゾラムは睡眠薬として不眠症の改善によく処方される薬です。安全性が比較的高く、効果もよいことが特徴です。大脳辺縁部や視床下部に対して作用し常道気候を抑制し、催眠降下、静穏効果、筋弛緩効果をしめします。
・エチゾラム(エチゾラム)
エチゾラムとは、脳の神経受容体の一つである「BZD受容体」に結合する事により脳をリラックスさせる効果のあるお薬でチエノジアゼピン系薬剤の一種です。抗不安剤、心身安定剤とも呼ばれます。ベンゾジアゼピン系抗不安剤とほぼ同じ働きがあります。抗不安薬として用いられる他、軽い催眠作用や緊張緩和作用もあります。
・エテンザミド(エテンザミド)
エテンザミドは炎症をしずめ、腫れ、痛みといった症状を抑える効果があるほか、解熱作用もあります。脳の体温調節中枢に作用し解熱し、痛覚中枢の興奮を抑えて痛みを和らげます。通常は、解熱鎮痛剤の調剤薬として他の薬と併用されます。作用は強力かつ持続性があります。
・エトスクシミド(エトスクシミド)
エトスクシミドは脳神経における興奮を予防してんかん発作を予防する効果があるお薬です。てんかんにおける欠神発作(小発作)やミオクロニー発作(瞬間的なけいれんの発作)に対して有効性があります。
・オキサゾラム(オキサゾラム)
オキサゾラムは情動と密接な関係にある大脳辺縁系や視床下部に作用し、意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で不安や緊張などを取り除きます。作用はおだやかで副作用も少ないため、高齢者にも比較的使用しやすい薬です。
・オキセサゼイン(オキセサゼイン)
オキセサゼインは胃腸粘膜に作用し、その表面を麻痺させます。また、ガストリンとよばれる消化管ホルモンの働きを抑えて胃酸の分泌や胃腸管の運動を抑制する作用もあり、食道炎、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、過敏性大腸症などにともなう痛みや吐き気などの急性症状に用いられることがあります。
・オランザピン(オランザピン)
オランザピンはドパミン、セロトニン、アドレナリン、ヒスタミンなど多くの脳内神経伝達物質の働きを抑える作用があり、陽性症状(幻覚、妄想など)、陰性症状(感情的引きこもり、運動減退など)、認知障害、不安症状、うつ症状など、統合失調症の幅広い症状に効果を示します。また、作用に持続性があります。
・カルバマゼピン(カルバマゼピン)
カルバマゼピンは脳の中枢に作用して神経の異常な興奮を抑え、てんかんのけいれん発作や、てんかんにともなう精神障害を改善します。躁病、統合失調症の興奮状態、三叉神経痛などにも用いられます。
・カルバミン酸クロルフェネシン(カルバミンサンクロルフェネシン)
カルバミン酸クロルフェネシンは筋肉の運動をコントロールする中枢神経系からの神経伝達を抑えて骨格筋の痙攣性の収縮をやわらげ、腰背痛症、変形性脊椎症、椎間板ヘルニアなどにともなう痛みを緩解します。
・ガンマ-オリザノール(ガンマ-オリザノール)
ガンマ-オリザノールは自律神経系の働きを調節したり、消化管からのコレステロールの吸収を抑えて血中の脂質や過酸化脂質を減らします。更年期障害または過敏性腸症候群における身体症候・不安・緊張・抑うつや、高脂血症に用いられます。
・クアゼパム(クアゼパム)
クアゼパムは脳の中枢に働いて催眠鎮静作用、抗けいれん作用、筋弛緩作用などを示し、眠りに導きます。本剤は血中濃度半減が長いため、途中覚醒や早朝覚醒に効果的ですが、起床時に頭重感が残る場合や覚醒が遅延する場合があります。
・クロチアゼパム(クロチアゼパム)
クロチアゼパムは情動と密接な関係にある視床下部や大脳辺縁系に作用し、意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で不安や緊張などを取り除きます。比較的副作用が少ないので、高齢者にも使いやすい薬です。
・クロラゼプ酸二カリウム(クロラゼプサンニカリウム)
クロラゼプ酸二カリウムは脳の中脳網様体・大脳辺縁系・視床下部におだやかに作用し、意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で興奮や緊張をやわらげ、不安を取り除きます。また筋肉のこりをほぐす作用や軽い催眠作用もあり、神経症における不安や緊張・焦燥・抑うつなどに効果を示します。さまざまな原因の不安・いらいら・老人性うつ症状に効果がありますが、作用はおだやかで軽度の症状に有効です。ジアゼパム(この系統の標準薬)に比べ、抗うつ作用の強い薬です。
・クロルジアゼポキシド(クロルジアゼポキシド)
クロルジアゼポキシドは最も古くから使用されている精神安定剤で、情動と密接な関係にある大脳辺縁系に作用し、意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で不安や緊張などを取り除きます。
・ジアゼパム(ジアゼパム)
ジアゼパムはおだやかな精神安定剤の基本薬で、情動と密接な関係にある大脳辺縁系に特異的に働き、意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で鎮静作用、筋弛緩作用、抗けいれん作用などを示します。
・ジフェンヒドラミン・ジプロフィリン(ジフェンヒドラミン・ジプロフィリン)
ジフェンヒドラミン・ジプロフィリンは平衡感覚をつかさどる内耳の異常な興奮を抑え、吐き気やめまいを改善します。乗り物酔いやメニエル症候群に用いられます。
・スピペロン(スピペロン)
スピペロンはハロペリドール(この系統の代表薬)と類似の働きを持つ最も協力な精神安定剤のひとつで、脳の中枢に作用してドパミンとよばれる脳内神経伝達物質の働きを抑え、神経の異常な興奮を鎮めます。緊張、幻想、妄想、異常行動など統合失調症の幅広い症状に効果があります。
・スルピリド(スルピリド)
スルピリドは胃粘膜の血流をよくして傷ついた胃粘膜の修復を助ける作用があり、胃・十二指腸潰瘍に効果を示します。また、ドパミンとよばれる脳内神経伝達物質の働きを抑えて精神状態を安定させる作用もあり、統合失調症、うつ病、うつ状態にも用いられます。異なる二つの作用を持つ独特な薬です。
・スルピリン(スルピリン)
スルピリンは脳の体温調節中枢に作用して熱を下げるとともに、痛覚中枢の興奮を抑えて痛みをやわらげる働きがあり、急性上気道炎の解熱に用いられます。坐剤は他の解熱剤で効果が得られない、または他の解熱剤が使用できない小児の急な発熱に用いられます。
・スルファジアジン(スルファジアジン)
スルファジアジンは皮膚感染症の原因となるブドウ球菌や大腸菌などの増殖を抑える合成の抗菌剤です。特に損傷皮膚面で効果を現し、とびひ、おでき、毛のう炎などを改善します。
・タルチレリン水和物(タルチレリンスイワブツ)
タルチレリン水和物は経口用に開発されたTRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)誘導体で、甲状腺ホルモンの分泌を高め、神経細胞を活性化させて、脊髄小脳変性症における運動失調を改善します。
・ダントロレンナトリウム(ダントロレンナトリウム)
ダントロレンナトリウムは運動神経の末端と骨格筋の接合部に作用して刺激伝達物質の働きを抑え、骨格筋の収縮をやわらげて、痛みを鎮めます。脳血管障害後遺症・外傷後遺症などにともなう痙性麻痺や、全身こむら返り病、悪性症候群に用いられます。
・テルグリド(テルグリド)
テルグリドは内分泌器官の活動をコントロールする脳下垂体に作用し、プロラクチンというホルモンの分泌を抑えます。プロラクチンには卵胞ホルモンや黄体ホルモンと協力して乳腺を発達させたり乳汁の分泌を維持する働きがあるため、これを抑制することで乳汁漏出症や排卵障害が改善されます。同系統の中では副作用の少ない薬です
・トリメタジオン(トリメタジオン)
トリメタジオンはけいれんを抑える作用があり、てんかんの定型欠伸発作や小型の運動発作に用いられています。ただし他に副作用の少ない薬もあるため、現在はあまり使用されていません。
・ドロキシドパ(ドロキシドパ)
ドロキシドパはノルエピネフリンの前駆物質で体内で神経を活性化させるノルエピネフリンという物質に変換されます。体内のノルエピネフリンの総量が増加することで、神経機能が回復する作用が強くなり、パーキンソン病のすくみ足や立ちくらみなどに効果を現します。
・ネモナプリド(ネモナプリド)
ネモナプリドは中枢神経に作用してドパミンとよばれる脳内神経伝達物質の働きを抑え、統合失調症にともなう症状を改善します。強い薬効を示しながら副作用の少ない、比較的安全性の高い抗精神病薬です。
・バクロフェン(バクロフェン)
バクロフェンは脊髄に作用して神経の異常な興奮を抑え、筋肉のけいれん性の収縮をやわらげて、筋肉のこわばりや痛みを改善します。脳血管障害、脳性麻痺、痙攣性脊髄麻痺、外傷後遺症、手術後後遺症などによる痙性麻痺に用いられます。
・バルプロ酸ナトリウム(バルプロサンナトリウム)
バルプロ酸ナトリウムは各種のてんかんに最も広く使用されている薬のひとつで、神経の伝達機構に関与し、てんかんのけいれん発作や性格行動障害を改善します。
・パッシフローラエキス(パッシフローラエキス)
パッシフローラエキスはチャボトケイ草という植物の茎や葉から抽出したエキスを主成分とする薬で、中枢神経に働いておだやかな鎮静・催眠作用を示します。神経症や心身症における不安、緊張、焦燥、抑うつ、睡眠障害などに用いられます。
・ピモジド(ピモジド)
ピモジドは脳内刺激伝達物質の働きを抑えて無為、自閉、接触性障害、疎通性障害などを改善するとともに、意欲を増進させて自発性を高めます。統合失調症や、小児の自閉性障害・精神遅滞に用いられます。
・フェニトイン(フェニトイン)
フェニトインは代表的な抗てんかん剤のひとつで、神経の異常興奮の伝達を抑え、てんかんのけいれん発作、自律神経発作、精神運動発作を改善します。配合剤はフェノバルビタール(催眠・鎮静・抗てんかん剤)などを加え、効果を高めた薬です。
・フェノバルビタール(フェノバルビタール)
フェノバルビタールは中枢神経系の働きを抑えて催眠・鎮静作用を示し、不眠症や不安緊張状態を改善します。またけいれんを抑える作用もあり、てんかんのけいれん発作や小児の熟性けいれんなどにも用いられています。
・フェンプロバメート(フェンプロバメート)
フェンプロバメートは筋肉の運動をコントロールする中枢神経系に作用して神経の異常な興奮を抑え、骨格筋の緊張をやわらげます。また抗炎症。鎮痛作用もあり、腰背痛症、頸肩腕症候群、五十肩などにともなう痛みを改善します。
・フマル酸クエチアピン(フマルサンクエチアピン)
フマル酸クエチアピンは中枢神経系に作用してセロトニンやドパミンなどの脳内神経伝達物質の働きを抑え、統合失調症にともなう陽性症状(妄想、幻覚など)や陰性症状(情動的引きこもり、運動減退など)を改善します。
・フルタゾラム(フルタゾラム)
フルタゾラムは情動と密接な関係にある大脳辺縁系や視床下部に作用し、意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で不安や緊張などを取り除きます。ジアゼパム(この系統の標準薬)に比べ作用は弱めですが、副作用が少ないため、高齢者にも使いやすい薬です。
・フルトプラゼパム(フルトプラゼパム)
フルトプラゼパムは情動と密接な関係にある大脳辺縁系や視床下部に作用し、意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で不安や緊張などを取り除きます。作用には持続性があります。
・フロプロピオン(フロプロピオン)
フロプロピオンは消化管、膵管、胆道、尿路などの平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みを抑えます。またオッジ括約筋(総胆管と膵管が十二指腸への排出を促し、膵管や胆道の内圧を低下させます。副作用が少なく、肝臓や腎臓に障害のある人も使用できます。
・ブロチゾラム(ブロチゾラム)
ブロチゾラムは情動と密接な関係にある視床下部や大脳辺縁系に働いて催眠作用、抗不安作用、抗けいれん作用などを示し、眠りに導きます。速効性があり、翌朝への影響も比較的少ないといわれています。
・ブロムワレリル尿素(ブロムワレリルニョウソ)
ブロムワレリル尿素は古くから使用されている催眠鎮静剤で、中枢神経に働いて催眠鎮静作用や抗けいれん作用を示します。作用はおだやかで、副作用も少ない薬です。
・プラゼパム(プラゼパム)
プラゼパムは情動と密接な関係にある大脳辺緑系や視床下部に作用し、意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で不安や緊張などを取り除きます。ジアゼパム(この系統の標準薬)によく似た性質を持ちますが、作用には持続性があり、夕食後1回の服用で催眠効果と翌日の抗不安効果が得られます。
・プロペリシアジン(プロペリシアジン)
プロペリシアジンは脳の中枢に作用してドパミンなどの神経伝達物質の働きを抑え、統合失調症にともなう症状を改善します。塩酸クロルプロマジン(この系統の代表薬)に匹敵する作用を持ちながら副作用は少ない、比較的使用しやすい薬です。
・ペルフェナジン(ペルフェナジン)
ペルフェナジンは脳の中枢に作用してドパミンなどの神経伝達物質の働きを抑え、統合失調症にともなう症状を改善します。また制吐作用があるため、手術前後の吐き気やメニエル症候群などにも用いられます。
・ペントバルビタールカルシウム(ペントバルビタールカルシウム)
ペントバルビタールカルシウムは中枢神経系の働きを抑え、催眠沈静作用を示します。服用後20~30分で就眠またはもうろう状態に入り、数時間作用が持続します。
・マジンドール(マジンドール)
マジンドールは国内初の食欲抑制剤で、視床下部の食欲中枢に作用して食欲を抑えたり、消化管での消化吸収を抑制したり、消費されるエネルギー量を増やすなどして肥満症を是正します。肥満症治療の基本となる食事療法や運動療法で十分な効果が得られない高度の肥満症に、補助療法として使用されます。脂質などを分解する作用はありません。
・マレイン酸セチプチリン(マレインサンセチプチリン)
マレイン酸セチプチリンは脳神経の働きを高めて精神活動を活発にし、うつ病やうつ状態を改善します。少量で早期に効果が得られ、副作用も少ないため、高齢者、緑内障のある人、心疾患を併せ持つ人なども使用できます。
・マレイン酸プロクロルペラジン(マレインプロクロルペラジン)
マレイン酸プロクロルペラジンは脳の中枢に作用してドパミンなどの神経伝達物質の働きを抑え、精神状態を安定させます。塩酸クロルプロマジン(この系統の代表薬)によく似た薬効を持ちますが、主に吐き気を抑える目的で使用されます。
・マレイン酸レボメプロマジン(マレインサンレボメプロマジン)
マレイン酸レボメプロマジンは脳の中枢に作用してドパミンなどの神経伝達物質の働きを抑え、精神の異常な興奮を鎮めます。塩酸クロルプロマジン(この系統の代表薬)によく似た薬効を持ちますが、鎮静作用は塩酸クロルプロマジンより強いといわれています。
・メキサゾラム(メキサゾラム)
メキサゾラムは情動と密接な関係にある大脳辺緑系や視床下部に作用し、意識や精神活動に影響を及ぼさない用量で不安や緊張などとを取り除きます。抗不安作用等に比べ運動失調作用が弱いため、高齢者に適した薬といえるでしょう。
・メシル酸ブロモクリプチン(メシルサンブロモクリプチン)
メシル酸ブロモクリプチンは内分泌器官の活動をコントロールする脳下垂体に作用し、乳腺刺激ホルモン(プロラクチン)や成長ホルモンの過剰分泌を抑えます。血中のプロラクチンの減少にともない、排卵を誘発するホルモンの働きも回復します。また中枢神経系に作用し、パーキンソン症候群の症状も抑えます。
・メシル酸ベタヒスチン(メチルサンベタヒスチン)
メシル酸ベタヒスチンは平衡感覚をつかさどる内耳の循環障害を改善したり、脳の血流をよくする作用などがあり、メニエル病やめまい症などにともなうめまいを改善します。
・メシル酸ペルゴリド(メシルサンペルゴリド)
メシル酸ペルゴリドは中脳の線条体という部分にあるドパミン(脳内神経伝達物質)受容体を刺激し、ドパミンの働きを補うことで、パーキンソン病を改善します。通常はレポドパ製剤と併用されます。
・メシル酸ペルゴリド(メシルサンペルゴリド)
メシル酸ペルゴリドは中脳の線条体という部分にあるドパミン(脳内神経伝達物質)受容体を刺激し、ドパミンの働きを補うことで、パーキンソン病を改善します。通常はレポドパ製剤と併用されます。
・メシル酸ペルゴリド(メシルサンペルゴリド)
メシル酸ペルゴリドは中脳の線条体という部分にあるドパミン(脳内神経伝達物質)受容体を刺激し、ドパミンの働きを補うことで、パーキンソン病を改善します。通常はレポドパ製剤と併用されます。
・メダゼパム(メダゼパム)
メダゼパムは脳におだやかに作用し、意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で不安や緊張などを取り除きます。ジアゼパム(この系統の標準薬)に比べて抗不安作用は強く、催眠作用や筋肉のこりをほぐす作用は弱めです。
・メチル硫酸N-メチルスコポラミン(メチルリュウサンN-メチルスコポラミン)
メチル硫酸N-メチルスコポラミンは副交感神経からの刺激を伝えるアセチルコリンという物質の働きを抑え、消化管の平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。主に胃粘膜保護剤と併用されます。
・メトカルバモール(メトカルバモール)
メトカルバモールは筋肉の運動をコントロールする中枢神経系に作用して神経の異常な興奮を抑え、腰背痛症、頸肩腕症候群、五十肩などにともなう筋肉のこわばりや痛みをやわらげます。
・ヨウ化オキサピウム(ヨウカオキサピウム)
ヨウ化オキサピウムは胃腸の運動を高める副交感神経の働きを抑えるとともに、胃腸、胆道、尿路などの平滑筋に直接作用してその緊張をやわらげ、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、腸炎、胆のう・胆道疾患、尿路結石などにおけるけいれん性の痛みを和らげます。
・ヨウ化チエモニウム(ヨウカチエモニウム)
ヨウ化チエモニウムは副交感神経からの刺激を伝えるアセチルコリンという物質の働きを抑え、胃腸や胆道の平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みを緩和します。他の鎮痙剤に比べ、比較的副作用の少ない薬です。
・リルゾール(リルゾール)
筋萎縮性側索硬化症は大脳からの信号を伝えて筋肉を動かす運動神経細胞が徐々に変性・消失する難治性の神経変性疾患です。
リルゾールは神経細胞を保護する作用があるとされ、筋萎縮性側索硬化症の治療および病状の進行抑制に用いられます。
・レボドパ(レボドパ)
パーキンソン病とは、脳内のドパミン(脳内神経伝達物質)が減少することにより発症すると考えられている病気です。レボドパは体内に吸収されているからドパミンに変わり、脳に取り込まれて、不足しているドパミンを補います。パーキンソン病に用いられている最も代表的な薬です。
配合剤は本剤の脳への移行を助ける成分(塩酸ベンセラジドまたはカルビドパ)を含有する薬です。
・ロピニロール塩酸塩(ロピニロールエンサンエン)
ロピニロール塩酸塩はパーキンソン病の新しい治療薬です。パーキンソン病とは、脳内のドパミン(脳内神経伝達物質)の働きが悪くなり、手足のふるえ、こわばり、体の動作が不自由になるといった症状が見られる病気です。ロピニロール塩酸塩はドパミンの神経を刺激することで、そのようなパーキンソン病の各症状を改善することが認められています。
・ロフラゼプ酸エチル(ロフラゼプサンエチル)
ロフラゼプ酸エチルは、脳におだやかに作用する精神安定剤です。意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で不安や緊張感をやわらげ、気持ちを落ち着かせます。また、作用には持続性があります。
実際の処方例としては、不安神経症やパニック障害など各種神経症を中心に、筋肉をほぐす作用もあるので、頭痛や頸椎症、腰痛症、肩こり、けいれん性の病気などに応用されることもあります。
・ロラゼパム(ロラゼパム)
ロラゼパムは、脳におだやかに作用する精神安定剤です。意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で不安や緊張感をやわらげ、気持ちを落ち着かせます。
実際の処方例としては、不安神経症やパニック障害など各種神経症を中心に、筋肉をほぐす作用もあるので、頭痛や頸椎症、腰痛症、肩こり、けいれん性の病気などに応用されることもあります。このように、ロラゼパムは副作用が少なく、各診療科でいろいろな病気に幅広く使われています。
・ロルメタゼパム(ロルメタゼパム)
ロルメタゼパムは大脳辺縁系や視床下部の神経をしずめ、催眠、鎮静作用を示して眠りに導きます。ロラゼパム(おだやかな精神安定剤)と同系統の薬ですが、不安を鎮めたり、睡眠を促進する作用が強いため、催眠剤として不眠症に用いられる薬です。
・塩化アンベノニウム(エンカアンベノニウム)
骨格筋の運動は脳からの指令を運動神経に伝えるアセチルコリンという物質と、アセチルコリンを分解してその活性を抑えるアセチルコリンエステラーゼという酵素の働きのバランスにより調整されています。塩化アンベノニウムにはアセチルコリンエステラーゼの働きを抑制する作用があり、骨格筋への運動神経の伝達機能を高めます。薬効は服用後30分ほどで現れ、6時間以上持続しますが、効力が消失すると倦怠感が生じます。
・塩化トロスピウム(エンカトロスピウム)
塩化トロスピウムは胃腸、胆道、尿路などの平滑筋におこったけいれん性の収縮を抑える作用があり、胃・十二指腸潰瘍、胆のう胆道疾患、尿路結石症にともなう痛みをやわらげます。胃液の分泌を抑える作用や抗潰瘍作用もあります。
・塩化ベタネコール(エンカベタネコール)
塩化ベタネコールは消化管の運動を高める副交感神経を刺激して胃腸の機能を高め、慢性胃炎、手術後・分娩後の腸管麻痺、麻痺性イレウスなどを改善します。また副交感神経が刺激されると尿管の平滑筋が収縮し、膀胱の緊張が高められて排尿が促されるため、手術後・分娩後などの排尿困難にも効果を示します。
・塩酸アマンタジン(エンサンアマンタジン)
塩酸アマンタジンはドパミンとよばれる脳内神経伝達物質の量を増やしたり精神活動を改善する作用があるといわれる薬で、パーキンソン症候群や脳梗塞後遺症にもちいられます。シンメトレルには、A型インフルエンザウイルスの増殖を妨害する作用も認められています。
・塩酸アミトリプチリン(エンサンアミトリプチン)
塩酸アミトリプチリンは代表的な抗うつ剤のひとつで、脳神経の働きを高めて精神活動を活発にしたり、自律神経を安定させます。うつ病・うつ状態や心因性の夜尿症に用いられます。
・塩酸イソクスプリン(エンサンイソクスプリン)
塩酸イソクスプリンは末梢血管を広げたり血液の粘度を低下させて血流をよくし、頭部外傷後遺症にともなう症状や、ビュルガー病などにともなう末梢循環障害を改善します。子宮筋の異常な収縮やけいれんを抑える作用もあります。
・塩酸エペリゾン(エンサンエペリゾン)
塩酸エペリゾンは筋肉の運動をコントロールする中枢神経に作用して神経の異常な興奮を抑え、骨格筋の緊張をやわらげます。また血管を広げて血流をよくする作用や軽い鎮静・催眠作用など多くの働きにより、頸肩腕症候群・五十肩・腰痛症などによる筋肉のこわばり・痛みや、脳血管障害・痙性脊髄麻痺・手術後後遺症・外傷後遺症などによる痙性麻痺に効果を示します。
・塩酸ジサイクロミン(エンサンジサイクロミン)
塩酸ジサイクロミンは胃腸の運動を高める副交感神経の働きを抑制し、胃酸の分泌を抑えたり、胃腸、胆道、尿管などの異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。
・塩酸セルトラリン(エンサンセルトラリン)
塩酸セルトラリンはセロトニンという脳内神経伝達物質の濃度を高めて脳神経の働きを活発にし、抗うつ作用、抗不安作用、鎮静作用を発揮します。1日1回の服用で効果が期待できます。
・塩酸セレギリン(エンサンセレギリン)
塩酸セレギリンはドパミンとよばれる脳内神経伝達物質の働きを高め、パーキンソン病を改善します。レポドパ含有製剤(パーキンソン病・パーキンソン症候群治療剤)で十分な効果が得られない場合に、レポドパ製剤と併用される薬です。
・塩酸チオリダジン(エンサンチオリダジン)
塩酸チオリダジンは脳の中枢に働いて静穏作用や運動抑制作用を示します。統合失調症、神経症、うつ病など広範囲の神経症状に用いられますが、副作用には注意が必要です。
・塩酸チザニジン(エンサンチザニジン)
塩酸チザニジンは筋肉の運動をコントロールする中枢神経系に作用して神経の異常な興奮を抑え、筋肉のこわばりや痛みをやわらげます。同系統の薬に比べて作用は弱めですが、副作用の脱力感などが少ないため、よく使用されます。
・塩酸トリヘキシフェニジル(エンサントリヘキシフェニジル)
塩酸トリヘキシフェニジルは副交感神経の働きを抑え、パーキンソン症候群にともなう振戦や筋肉のこわばりなどの神経症状を改善します。特に振戦への効果に優れるといわれています。
・塩酸トルペリゾン(エンサントルペリゾン)
塩酸トルペリゾンは筋肉の運動をコントロールする中枢神経系に作用して陰茎の異常な興奮を抑え、筋肉のこわばりや痛みをやわらげます。脳卒中後遺症・脳性麻痺・外傷後遺症などによる痙性麻痺や、頸肩腕症候群・腰痛症・変形性脊椎症などにおける筋肉の緊張状態に用いられます。副作用の眠気や脱力感などが比較的少ない薬です。
・塩酸ドスレピン(エンサンドスレピン)
塩酸ドスレピンは脳神経の働きを高めて精神活動を改善し、うつ病やうつ状態のゆううつ感、不安感、気力の減退などを軽減します。比較的副作用が少なく、初老期や老年期の人にも使用しやすい薬です。
・塩酸ドネペジル(エンサンドネペジル)
アルツハイマー型痴呆ではコリン(脳内神経伝達物質)作動性神経系に障害がみられますが、塩酸ドネペジルはコリンの中でも最も強い作用を持つアセチルコリンを分解するアセチルコリンエステラーゼという酵素の働きを妨害することにより、脳内のアセチルコリン量を増加させ、コリン作動性神経系の働きを高めます。
軽度から中等度のアルツハイマー型痴呆に用いられますが、病気そのものを治すのではなく、、症状の進行を遅らせる薬です。また、アルツハイマー型痴呆以外の痴呆性疾患においては、その有効性は認められていません。
・塩酸ノルトリプチリン(エンサンノルトリプチリン)
塩酸ノルトリプチリンは脳神経の働きを高めて精神活動を改善し、意欲を高揚させます。優れた抗うつ作用を持ち、あらゆるタイプのうつ病・うつ状態に効力を発揮します。
・塩酸ノルトリプチリン(エンサンノルトリプチリン)
塩酸ノルトリプチリンは脳神経の働きを高めて精神活動を改善し、意欲を高揚させます。優れた抗うつ作用を持ち、あらゆるタイプのうつ病・うつ状態に効力を発揮します。
・塩酸パパベリン(エンサンパパベリン)
塩酸パパベリンは内臓や血管の壁をつくる筋肉に直接作用し、内蔵筋の異常な緊張やけいれんを抑えたり、血管を弛緩させて血流をよくします。胃炎または胆道系疾患にともなうけいれん性の痛みや、急性動脈塞栓、末梢循環障害、冠循環疾患などに用いられますが、より効果的な薬の開発にともない、本剤の使用は少なくなっています。
・塩酸パロキセチン水和物(エンサンパロキセチンスイワブツ)
塩酸パロキセチン水和物はセロトニンという脳内神経伝達物質の濃度を高めて脳神経の働きを改善し、抗うつ作用、抗不安作用、鎮静作用などを示す、抗うつ剤です。作用には持続性があり、口の渇きや尿が出にくくなるあんどの副作用も少ないといわれています。
・塩酸ヒドロキシジン(エンサンヒドロキシジン)
塩酸ヒドロキシジンは情動と密接な関係にある大脳辺縁系や視床下部などに働いて鎮静作用を示すとともに、アレルギー反応を引きおこすヒスタミンという化学伝達物質の働きを抑えます。神経症、じんま疹、皮膚疾患にともなうかゆみなどに用いられます。
・塩酸ピロヘプチン(エンサンピロヘプチン)
塩酸ピロヘプチンはドパミンとよばれる脳内神経伝達物質の働きを弱める物質の作用を抑えるとともに、副交感神経の働きを抑えて、パーキンソン症候群にともなう手指のふるえや筋肉のこわばりなどを改善します。
・塩酸プラミペキソール水和物(エンサンプラミペキソールスイワブツ)
塩酸プラミペキソール水和物はドパミンの不足のためにおきるパーキンソン病の新しい治療薬です。脳内伝達物質であるドパミンと同じ働きをします。従来の薬に比べ胃腸障害が少ないとされています。
・塩酸プロメタジン(エンサンプロメタジン)
塩酸プロメタジンはアレルギー反応を引きおこすヒスタミンという化学伝達物質の働きを抑え、皮膚疾患にともなうかゆみ、じんま疹、アレルギー性鼻炎などを改善します。また中枢神経系に作用して吐き気やけいれんを抑える働きもあり、振戦麻痺、パーキンソン症候群、乗り物酔いなどにも用いられます。
・塩酸ペロスピロン水和物(エンサンペロスピロンスイワブツ)
塩酸ペロスピロン水和物はドパミンやセロトニンなどの脳内神経伝達物質の働きを抑え、神経の異常な興奮を鎮めます。統合失調症の陽性症状(幻覚、妄想など)と陰性症状(感情的引きこもり、運動減退など)の両方に改善効果を現します。
・塩酸マプロチリン(エンサンマプロチリン)
塩酸マプロチリンは神経末梢での情報伝達物質の取り込みを妨害して抗うつ効果を示すとされる薬で、気分を高揚させ、うつ病やうつ状態の憂鬱感、不安感、気力の減退などを改善します。作用には持続性があります。
・塩酸ミアンセリン(エンサンミアンセリン)
塩酸ミアンセリンは脳神経の働きを高めて精神活動を改善し、うつ病やうつ状態の憂鬱感、不安感、気力の減退などを軽減します。めまい、立ちくらみ、口の渇きなどの副作用が比較的少ない薬です。
・塩酸ミルナシプラン(エンサンミルナシプラン)
塩酸ミルナシプランはセロトニンやノルアドレナリンなどの脳内神経伝達物質の濃度を高めて脳神経の働きを改善し、気分を高揚させる働きのある抗うつ剤です。口の渇きや尿が出にくくなるなどの副作用が少ないといわれています。
・塩酸メチキセン(エンサンメチキセン)
副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンは、骨格筋に対して興奮や運動の指令を伝えます。抗コリン剤と呼ばれる本剤は、アサチルコリンによる副交感神経刺激効果があり、骨格筋の興奮を抑えることができます。つまり、塩酸メチキセンの服用により副交感神経から出される指令が抑制されて、筋肉の異常な収縮がやわらげられ、パーキンソン症候群における筋肉のこわばりや手指のふるえなどを改善します。薬物性・特発性・動脈硬化性または脳炎後のパーキンソン症候群に用いられます。
・塩酸メチルフェニデート(エンサンメチルフェニデート)
塩酸メチルフェニデートは中枢神経系を刺激して覚醒作用を示し、ナルコレプシーを改善します。また難治性・遷延性のうつ病に、他の抗うつ剤と併用されます。
・塩酸モペロン(エンサンモペロン)
塩酸モペロンは中枢神経の興奮を抑え、統合失調症にともなう症状を改善します。ハロペリドール(同系統の代表的な精神安定剤)より作用は弱めですが、副作用の比較的少ない薬です。
・塩酸リルマザホン(エンサンリルマザホン)
塩酸リルマザホンは大脳辺縁系の活動を低下させて鎮静・催眠作用を示し、眠りに導きます。生理的状態に近い睡眠効果が得られ、翌朝への影響も比較的少ないため、高齢者にも使用しやすい薬です。
・塩酸ロフェプラミン(エンサンロフェプラミン)
うつ状態はさまざまな原因から、脳神経の働きが散漫になり無気力状態が生じることが発症の要因と考えられています。塩酸ロフェプラミンは、視床下部や大脳辺縁系に作用として脳神経の働きを高め、精神活動を改善して気分を高揚させます。
・安息香酸リザトリプタン(アンソクコウサンリザトリプタン)
安息香酸リザトリプタンは片頭痛専用の薬で、血管内壁のセロトニン受容体に作用し、拡張した血管を収縮させる事により片頭痛を和らげる効果があるお薬です。三叉神経に作用し炎症を引き起こす神経ペプチドを抑制します。商品「マクサルト」には普通状の他、片頭痛の症状が現れたときに場所を選ばず水なしで服用できる特殊錠剤(RPD錠)も用意されています。
・硫酸アトロピン(リュウサンアトロピン)
硫酸アトロピンは副交感神経をの働きをおさえることで、胃腸、胆道、尿路などの平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげたり、治療・診断のために目の瞳を大きく開く作用があります。また胃液の分泌を抑える作用もあるため、胃・十二指腸潰瘍にも効果があり、心筋に働いて徐脈を改善、パーキンソン症候群にも用いられているという様々な効果のある薬です。
・総合感冒剤(ソウゴウカンボウザイ)
総合感冒剤は解熱鎮静剤、抗ヒスタミン剤、鎮咳、去痰剤(咳を止め、痰を出しやすくする薬)などを配合した薬で、感冒や上気道炎にともなう発熱、のどの痛み、咳、痰、鼻水、鼻づまり、頭痛、筋肉痛、関節痛などを緩和します。複数の成分を配合することで感冒のさまざまな症状に対応できるとともに、単一成分の含有量が減るため、副作用が抑えられます。
・臭化エチルピペタナート(シュウカエチルピペタナート)
臭化エチルピペタナートは副交感神経からの刺激を伝えるアセチルコリンという物質の働きを抑え、消化管の平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。
・臭化ジスチグミン(シュウカジスチグミン)
臭化ジスチグミンは副交感神経からの刺激を伝えるアセチルコリンという物質の働きを増強・持続させ、筋力を高めます。また瞳孔を縮めたり眼圧を下げる作用もあるため、緑内障や調節性内斜視にも使用されます。
・臭化チメピジウム(シュウカチメピジウム)
臭化チメピジウムは副交感神経の働きを抑え、胃腸、胆道、尿路などの平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。胃粘膜を刺激する胃液の分泌を抑える作用もあります。比較的副作用の少ない薬です。
・臭化ピリドスチグミン(シュウカピリドスチグミン)
臭化ピリドスチグミンは副交感神経からの刺激を伝えるアセチルコリンという物質n働きを増強して筋力を高め、重症筋無力症を改善します。同じ重症筋無力症治療剤の臭化ネオスチグミンに比べて作用は弱めですが、持続性はあります。
・臭化ブチルスコポラミン(シュウカブチルスコポラミン)
臭化ブチルスコポラミンは鎮痙剤の標準薬で、副交感神経の働きを抑え、胃腸、胆道、尿路、子宮などの平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。消化管の運動を抑制したり、胃粘膜を刺激する胃酸やペプシン(消化酵素)の分泌を減らす作用もあります。
・臭化プリフィニウム(シュウカプリフィニウム)
臭化プリフィニウムは副交感神経の働きを抑え、消化器や尿路系の平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。胃粘膜を刺激する胃液の分泌を減らし、潰瘍の発生を抑える作用もあります。
・臭化プロパンテリン(シュウカプロパンテリン)
臭化プロパンテリンは副交感神経からの刺激を伝えるアセチルコリンという物質の働きを抑え、消化管などの平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。胃粘膜を刺激する胃液の分泌を減らす作用もあります。夜尿症、遺尿症、多汗症にも使用されます。配合剤は胃酸を中和する制酸剤や、ペプシン(消化酵素)の活性を抑える成分を含有する薬です。
・臭化メチルオクタトロピン(シュウカメチルオクタトロピン)
臭化メチルオクタトロピンは胃腸の運動を高める副交感神経の働きを押さえ、消化管などの平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。胃粘膜を刺激する胃液の分泌を抑える作用もあります。
・臭化メペンゾラート(シュウカメペンゾラート)
臭化メペンゾラートは副交感神経からの刺激を伝えて胃腸の運動を高めるアセチルコリンという物質の働きを抑え、胃腸の異常な緊張をやわらげます。特に結腸への作用に優れ、過敏大腸症による慢性の腹痛、下痢、便秘などに効果を示します。配合剤は催眠鎮静作用を示す成分(フェノバルビタール)を含有する薬です。
・酒石酸エルゴタミン・無水カフェイン(シュセキサンエルゴタミン・ムスイカフェイン)
酒石酸エルゴタミン・無水カフェインは拡張した脳血管を収縮させる酒石酸エルゴタミンに、酒石酸エルゴタミンの腸管からの吸収を促してその効果を高めるカフェインを組み合わせた薬で、脳血管が拡張しておこる片頭痛に用いられます。配合剤は解熱鎮痛剤(イソプルピルアンチピリン)を含有する薬です。
・酒石酸ゾルピデム(シュセキサンゾルピデム)
酒石酸ゾルピデムは脳の中枢に働いて選択的な催眠鎮静作用を示し、眠りに導きます。即効性で短時間作用型なので入眠効果が高いうえ、血中濃度半減期が短い割には中途覚醒や早朝覚醒にも効果的です。とくに入眠障害や熟睡障害に優れた効果を現し、中途覚醒や早朝覚醒にも有効です。