カからはじまる薬の成分名
カからはじまる薬の成分名のカテゴリーに属しているお薬およびその成分を解説しています。
・オキサプロジン(オキサプロジン)
オキサプロジンは炎症を引きおこすプロスタグランジンという物質の生合成を抑え、炎症にともなう腫れや痛みをやわらげます。効果は比較的早く得られ、持続性もあり、胃腸への刺激も少ない薬です。
・カゼイ菌(カゼイキン)
腸内には有益な細菌と有害な細菌がバランスを保って棲んでいますが、なんらかの原因で有益な細菌が減少すると、腸内に異常発酵や腐敗が生じ、下痢や鼓腸などがおこりやすくなります。カゼイ菌は腸内で増殖して各種の有害菌の増殖を抑え、腸内環境を整えます。副作用がないため各種の下痢に用いられます。
・カフェイン(カフェイン)
カフェインは中枢神経系を刺激して精神機能を高め、眠気や倦怠感を取り除きます。また脳の細動脈に直接作用して血管を収縮させ、その血流量を減少させる働きもあり、血管拡張性・脳圧亢進性頭痛にも用いられます。
・カプトプリル(カプトプリル)
カプトプリルは強力な血管収縮作用を持つアンテジオテンシンという物質を生成させる酵素の働きを妨害して血管を広げ、血圧を下げます。作用は従来の降圧剤に比べて強力で、めまいなど神経系への副作用や、体内の糖や脂肪への影響も少ない薬です。
・カペシタビン(カペシタビン)
カペシタビンは、がん組織内でフルオロウラシルの濃度を高めることを目的に作られた薬です。フルオロウラシルは細胞の核酸合成に必要な物質とよく似た構造を持つため、間違って取り込んだがん細胞は核酸の代謝ができずに増殖が妨害されます。これまで乳がんや消化祈願の治療に最も多く使用されている抗がん剤の一種です。がん組織でのみフルオロウラシルの濃度を高めるので、副作用が比較的少ないといわれています。
・カルシトリオール(カルシトリオール)
カルシトリオールは体内で直接効力を現す活性型のビタミンD製剤で、カルシウムの吸収を高め、骨の形成を促します。ビタミンD代謝異常にともなう低カルシウム血症、しびれ、テタニー、知覚異常や、骨粗鬆症などに用いられます。
・カルシポトリオール(カルシポトリオール)
カルシポトリオールはカルシウム代謝調整作用や細胞増殖抑制作用を持つ活性型のビタミンD製剤を外皮用に開発した薬で、尋常性乾癬に特徴的な角化細胞の増殖を改善します。
・カルバコール(カルバコール)
カルバコールは副交感神経を刺激して瞳孔を縮小させます。また房水の流出を改善して眼圧を下げる作用もあり、緑内障や、診断・治療を目的とする縮瞳に用いられます。作用は塩酸ピロカルピン(緑内障治療剤の基本薬)より強く、持続性もあります。
・カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム(カルバゾクロムスルホンサンナトリウム)
カルバゾクロムスルホン酸ナトリウムは毛細血管に作用して血管壁を強化・補強し、血液凝固機能に影響をおよぼすことなく出血時間を短縮して、止血効果を示します。毛細血管がもろくなっておこる出血傾向や異常出血に用いられます。
・カルバマゼピン(カルバマゼピン)
カルバマゼピンは脳の中枢に作用して神経の異常な興奮を抑え、てんかんのけいれん発作や、てんかんにともなう精神障害を改善します。躁病、統合失調症の興奮状態、三叉神経痛などにも用いられます。
・カルバミン酸クロルフェネシン(カルバミンサンクロルフェネシン)
カルバミン酸クロルフェネシンは筋肉の運動をコントロールする中枢神経系からの神経伝達を抑えて骨格筋の痙攣性の収縮をやわらげ、腰背痛症、変形性脊椎症、椎間板ヘルニアなどにともなう痛みを緩解します。
・カルベジロール(カルベジロール)
カルベジロールは心臓の興奮を高めたり血管を収縮させる交感神経の働きを抑え、血液の拍出量を減らすとともに末梢血管を広げて、血圧を下げます。またこの作用により心臓の負担も減るため、狭心症も改善されます。作用には持続性があります。
・カルメロースナトリウム(カルメロースナトリウム)
カルメロースナトリウムは同時に服用する水とともに便に浸透して便の容積を増やし、腸壁に物理的な刺激を加えることで、無理なく排便を促します。下腹部や肛門部に負担をかけないため、小児、肥満者、糖尿病の人、痔疾のある人なども使用できます。
・カルモフール(カルモフール)
カルモフールは、腸管から吸収されて徐々にフルオロウラシル(代表的な代謝拮抗剤)となり、睾丸作用を現します。フルオロウラシルは細胞の核酸合成に必要な物質とよく似た構造を持つため、間違って取り込んだがん細胞は核酸の代謝ができずに増殖が妨害されるのです。
同じフルオロウラシル系薬剤のテガフールより持続性があるといわれています。
・カンゾウ抽出物・メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(カンゾウチュウシュツブツ・メタケイサンアルミンサンマグネシウム)
カンゾウ抽出物・メタケイ酸アルミン酸マグネシウムは胃腸粘膜を保護する作用を持つ甘草という生薬の抽出物に、過剰な胃酸を中和する制酸剤を組み合わせた薬で、潰瘍を予防するとともに、その治癒を促します。
・カンデサルタンシレキセチル(カンデサルタンシレキセチル)
カンデサルタンシレキセチルは強力な血管収縮作用を持つアンジオテンシンという物質の働きを妨害して血管を広げ、血圧を下げる降圧剤です。作用には持続性があります。
・ガチフロキサシン水和物(ガチフロキサシンスイワブツ)
ガチフロキサシン水和物(錠剤)は肺炎球菌、肺炎マイコプラズマ、クラミジアなどに強い抗菌作用を示す、ニューキノロン系抗菌剤で、従来のものに比べ、安全性も向上しました。
また、点眼剤は眼科領域での原因となる細菌に効果があり、耐菌性が発現しにくいといわれています。
・ガンシクロビル(ガンシクロビル)
ガンシクロビルはヘルペスウイルスの一種サイトメガロウイルス感染症に対する唯一の治療薬で、ウイルス感染細胞内に取り込まれ、ウイルスの複製を妨害してその増殖をおさえます。
・ガンマ-アミノ酪酸(ガンマ-アミノラクサン)
ガンマ-アミノ酪酸は脳が活動するためのエネルギー源となる糖質の代謝を促し、脳の血流量や脳への酸素供給量を増やします。頭部外傷後遺症にともなう諸症状に用いられます。
・ガンマ-オリザノール(ガンマ-オリザノール)
ガンマ-オリザノールは自律神経系の働きを調節したり、消化管からのコレステロールの吸収を抑えて血中の脂質や過酸化脂質を減らします。更年期障害または過敏性腸症候群における身体症候・不安・緊張・抑うつや、高脂血症に用いられます。
・ガーレ・ドナウ(ガーレ・ドナウ)
ガーレ・ドナウは胆汁の分泌を促したり、総胆管末端部の緊張をやわらげて胆汁や膵液の流れをよくする作用があり、胆石症、胆のう炎、胆道ジスキネジーなどの症状改善に用いられます。
・乾燥甲状腺(カンソウコウジョウセン)
乾燥甲状腺は乾燥させたブタの甲状腺から作られた薬で、組織の代謝を高めて成長・発育を促す作用・血中のコレステロールを減らす作用、水や電解質のバランスを整える作用があり、甲状腺機能低下症や甲状腺機能障害に用いて、不足している甲状腺ホルモンを補います。
・加味逍遙散(カミショウヨウサン)
加味逍遙散(カミショウヨウサン)は、冷え性、月経不順、月経困難、更年期障害、神経症、不眠症、胃アトニー、胃下垂、胃拡張、便秘症、湿疹などを改善する効果のある漢方薬です。
・外皮用抗炎症・鎮痛配合剤(ガイヒヨウコウエンショウ・チンツウハイゴウザイ)
外皮用抗炎症・鎮痛配合剤はサリチル酸メチル、カンフル、メントールなど各種の抗炎症・鎮痛剤を配合した薬で、捻挫、打撲、筋肉痛、関節痛、骨折痛などに用いられます。
・肝不全用成分栄養剤(カンフゼンヨウセイブンエイヨウザイ)
肝硬変などの慢性肝不全の場合は、本来は高エネルギー、高タンパク、高ビタミンの食事が望ましいとされています。しかしながら、脳症をともなう慢性肝不全の場合はアミノ酸の代謝異常が主な原因とされているので、肝不全用成分栄養剤は、血液内および脳内のアミノ酸のバランスをとるように特殊な成分比としたアミノ酸と糖、蛋白質、脂質ビタミン、ミネラル及び微量元素を含めた栄養剤としたものです。
・肝臓加水分解物(カンゾウカスイブンカイブツ)
肝臓加水分解物は哺乳動物の肝臓を加水分解して得たアミノ酸や、ビタミン、その他の成分からなる物質で、障害を受けた肝臓の再生力を高め、解毒や代謝などの肝臓の機能を改善します。慢性の肝臓病に用いられますが、病気の進行を抑える薬で、肝臓病そのものを治療することはできません。
・葛根加朮附湯(カッコンカジュツブトウ)
葛根加朮附湯(カッコンカジュツブトウ)は肩こりや肩甲骨部分の神経痛や上半身の関節リウマチなどを改善する効果のある漢方薬です。特に、悪寒や頭痛を伴うしびれや痛みなどがある方に処方されます。
・葛根湯(カッコントウ)
葛根湯(カッコントウ)は、一般的な風邪や頭痛、肩こり、筋肉痛、手・肩の痛み、中耳炎・扁桃炎・リンパ炎などの炎症性疾患、じんましん、蓄膿症などを改善する漢方薬の一つで、漢方薬の中でも非常に有名な漢方です。