クからはじまる薬の成分名
クからはじまる薬の成分名のカテゴリーに属しているお薬およびその成分を解説しています。
・クアゼパム(クアゼパム)
クアゼパムは脳の中枢に働いて催眠鎮静作用、抗けいれん作用、筋弛緩作用などを示し、眠りに導きます。本剤は血中濃度半減が長いため、途中覚醒や早朝覚醒に効果的ですが、起床時に頭重感が残る場合や覚醒が遅延する場合があります。
・クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム(クエンサンカリウム・クエンサンナトリウム)
クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウムは酸性に傾いている尿や血液をアルカリ性に調整します。痛風・高尿酸血症による酸性尿やアシドーシスの改善に用いられます。
・クエン酸クロミフェン(クエンサンクロミフェン)
クエン酸クロミフェンは間脳に作用し、ゴナドトロピンと呼ばれる性腺刺激ホルモンの分泌を促します。これにより脳下垂体から卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンが分泌され、卵巣が刺激されて排卵が誘発されます。排卵障害による不妊症への第一選択薬として使用されています。
・クエン酸ジエチルカルバマジン(クエンサンジエチルカルバマジン)
クエン酸ジエチルカルバマジンはフィラリアという寄生虫の酸素消費を抑制するとともに、宿主に対する抗体(体内に侵入した異物の刺激により、自己防衛のために身体が作り出すタンパク質)の酸性促進作用、貪食能亢進作用によってフィラリアを駆除します。
・クエン酸タモキシフェン(クエンサンタモキシフェン)
クエン酸タモキシフェンは、乳がんの増殖に深く関与するエストロゲン受容体に結合して抗エストロゲン作用を示し、抗がん効果を現すと考えられています。しかしエストロゲン受容体に陰性の乳がんも一部反応するといわれ、詳細は不明です。
・クエン酸ペントキシベリン(クエンサンペントキシベリン)
クエン酸ペントキシベリンは脳の咳中枢の興奮を抑えます。また気管支筋を収縮させる副交感神経の働きを抑えて気管支を広げたり、気管支粘膜を麻痺させる作用もあり、監房、気管支炎、気管支喘息、上気道炎などの鎮咳にも用いられます。
・クエン酸マグネシウム(クエンサンマグネシウム)
クエン酸マグネシウムは腸からの水分吸収を抑えて腸の内容物を軟らかく大きくし、大腸の運動を活発にして排便を促します。大腸検査や腹部外科手術の前処置に用いられます。
・クエン酸モサプリド(クエンサンモサプリド)
クエン酸モサプリドは消化管の運動を促し、慢性胃炎にともなう胸焼けや吐き気などを改善します。薬効は速やかに現れ、従来の消化管運動促進剤のように中枢神経系や内分泌系にえいきょうをおよぼすこともありません。
・クエン酸第一鉄ナトリウム(クエンサンダイイチテツナトリウム)
クエン酸第一鉄ナトリウムは赤血球に含まれるヘモグロビンの素材である鉄分を補うことにより、骨髄での造血力を高め、鉄欠乏性貧血を改善します。
・クラリスロマイシン(クラリスロマイシン)
クラリスロマイシンは細菌の成育に必要なタンパク質の合成を妨害し、細菌の増殖を抑えます。ブドウ球菌、レンサ球菌、インフルエンザ菌、マイコプラズマ、クラミジアなどに効力を示し、呼吸器、非尿生殖器、皮膚、耳、鼻などの感染症を改善します。胃・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染や後天性免疫不全症候群(エイズ)にともなう播種性マイコバクテリア感染症にも用いられます。
・クリノフィブラート(クリノフィブラート)
グリチロンはトリグリセリド(中性脂肪)を分解するリポタンパクリパーゼと呼ばれる酵素の働きを活性化し、血中の過剰な脂質を減らします。高脂血症のうち、トリグリセリドやコレステロールが多い疾患に有効です。
・クリンダマイシン(クリンダマイシン)
クリンダマイシンは細菌の成育に必要なタンパク質の合成を妨害し、細菌の増殖を抑えます。ブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌などに効力を示し、呼吸器、皮膚、目、耳、鼻などの感染症に用いられます。
・クレスチン(クレスチン)
クレスチンは、カワラタケの菌糸体から抽出・精製されたタンパク質多糖体で、主に身体の防御機構を活性化させることにより、間接的に抗がん効果を現します。単独での効果はなく、他の化学療法剤と併用されます。
・クロタミトン(クロタミトン)
クロタミトンを使用すると刺激感(熱感、ひりひり感などやかぶれ(発赤など)が生じることがあります。また塗布直後に軽い熱感を覚えることがありますが、通常は短時間で消失します。
・クロチアゼパム(クロチアゼパム)
クロチアゼパムは情動と密接な関係にある視床下部や大脳辺縁系に作用し、意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で不安や緊張などを取り除きます。比較的副作用が少ないので、高齢者にも使いやすい薬です。
・クロフィブラート(クロフィブラート)
クロフィブラートは肝臓での脂質の合成を抑えたり、胆汁中への脂質の排泄を促すなどして、血中の過剰なコレステロールやトリグリセリド(中性脂肪)を減らします。本剤による血中の脂質の低下はコレステロールよりトリグリセリドのほうが顕著です。
・クロフィブラートアルミニウム(クロフィブラートアルミニウム)
クロフィブラートアルミニウムはクロフィブラート(高脂血症治療剤)の特有の臭気や味を解消して服用しやすくした薬で、クロフィブラートと同じく、肝臓での脂質の合成を抑えたり胆汁中への脂質の排泄を促すなどして、血中の過剰なトリグリセリド(中性脂肪)やコレステロールを減らします。
・クロモグリク酸ナトリウム(クロモグリクサンナトリウム)
アレルギーは身体を防御する免疫機構の過剰な反応により引き起こされる病的状態ですが、クロモグリク酸ナトリウムは免疫反応をおこさせる抗原の血中への流入を妨害することで、免疫の形成を抑えます。幅広いアレルギー症状に用いられますが、気管支喘息ではすでにおこっている喘息発作を抑える薬ではありません。
・クロラゼプ酸二カリウム(クロラゼプサンニカリウム)
クロラゼプ酸二カリウムは脳の中脳網様体・大脳辺縁系・視床下部におだやかに作用し、意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で興奮や緊張をやわらげ、不安を取り除きます。また筋肉のこりをほぐす作用や軽い催眠作用もあり、神経症における不安や緊張・焦燥・抑うつなどに効果を示します。さまざまな原因の不安・いらいら・老人性うつ症状に効果がありますが、作用はおだやかで軽度の症状に有効です。ジアゼパム(この系統の標準薬)に比べ、抗うつ作用の強い薬です。
・クロラムフェニコール(クロラムフェニコール)
クロラムフェニコールは細菌の成育に必要なタンパク質の合成を妨害し、その増殖を抑えます。以前は頻繁に使われていた薬ですが、再生不良性貧血や視神経炎など重大な副作用の発現のおそれがあるため、現在はその使用に制限が設けられています。ただし腸チフスやパラチフスに対しては第一選択薬とされています。
・クロラムフェニコール・コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム(クロラムフェニコール・コリスチンメタンスルホンサンナトリウム)
クロラムフェニコール・コリスチンメタンスルホン酸ナトリウムは2種類の抗生物質が配合された点眼剤で、緑膿菌などグラム陰性桿菌の混合感染による角膜潰瘍、角膜炎、結膜炎、眼瞼炎や、目の手術後の感染予防などに用いられます。
・クロルジアゼポキシド(クロルジアゼポキシド)
クロルジアゼポキシドは最も古くから使用されている精神安定剤で、情動と密接な関係にある大脳辺縁系に作用し、意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で不安や緊張などを取り除きます。
・クロルジアゼポキシド(クロルジアゼポキシド)
クロルジアゼポキシドは最も古くから使用されている精神安定剤で、情動と密接な関係にある大脳辺縁系に作用し、意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で不安や緊張などを取り除きます。
・クロルタリドン(クロルタリドン)
クロルタリドンは血液をろ過する腎臓に作用して尿量を増やし、血中の余分なナトリウムを水分とともに排泄させます。これにより血圧が下がり、むくみも改善されます。作用には持続性もあります。
・クロルプロパミド(クロルプロパミド)
クロルプロパミドは膵臓を刺激してインスリンの分泌を促し、血糖値を下げます。インスリン非依存型糖尿病で、食事療法・運動療法だけで十分な効果が得られない場合に用いられます。作用には持続性もあります。
・グアイフェネシン(グアイフェネシン)
グアイフェネシンは気管支粘膜が刺激されておこる咳に対して抑制効果を示します。また気管支からの分泌物を増やして痰を薄めたり、気管支筋を弛緩させる作用もあり、感冒、気管支炎、咽喉頭炎などの鎮咳・去痰に用いられます。比較的副作用の少ない薬です。
・グリクラジド(グリクラジド)
グリクラジドは膵臓を刺激してインスリンの分泌を促し、血糖値を下げます。インスリン注射を必要としない成人型糖尿病で、食事療法・運動療法だけで十分な効果が得られない場合に用いられます。作用には持続性があります。
・グリクロピラミド(グリクロピラミド)
グリクロピラミドは膵臓を刺激してインスリンの分泌を促し、血糖値を下げますインスリン非依存型糖尿病で、食事療法・運動療法だけで十分な効果が得られない場合に用いられます。作用には持続性もあります。
・グリセオフルビン(グリセオフルビン)
グリセオフルビンは皮膚糸状菌による白癬・黄癬・渦状癬に用いられる薬です。消化管から吸収されて皮膚、爪、毛髪の角質生成細胞内に達し、そこで糸状菌の細胞分裂を妨害し、その増殖を抑えて病巣を改善します。
・グリチルリチン酸二カリウム(グリチルリチンサンニカリウム)
グリチルリチン酸二カリウムは甘草(生薬)の有効成分であるグリチルリチン酸の抗炎症作用を目的に開発された点眼剤でアレルギーによる炎症を抑え、組織の修復を助けます。
・グリチロン(グリチロン)
グリチロンは抗炎症作用、抗アレルギー作用、、解毒作用などを持つグリチルリチン(生薬の甘草の有効成分)を主成分に、グリチルリチンによる尿量およびナトリウム排泄量の減少を抑える成分を配合した薬で、肝臓を保護する作用を示すといわれています。慢性肝疾患における肝機能異常や、湿疹、皮膚炎、円形脱毛症、口内炎などに用いられます。
・グリブゾール(グリブゾール)
グリブゾールは膵臓を刺激してインスリンの分泌を促し、血糖値を下げます。インスリン非依存型糖尿病で、食事療法・運動療法だけで十分な効果が得られない場合に用いられます。
・グリベンクラミド(グリベンクラミド)
グリベンクラミドは経口糖尿病薬のひとつで、膵臓を刺激してインスリンの分泌を促し、血糖値を下げます。インスリン費依存型糖尿病で、食事療法・運動療法だけで十分な効果が得られない場合に用いられます。
・グリメピリド(グリメピリド)
グリメピリドは膵臓を刺激してインスリンの分泌を促し、血糖値を下げます。作用は同系統の薬に比べておだやかで、副作用の低血糖のリスクが比較的低いとされています。インスリン非依存型糖尿病で、食事療法・運動療法だけで十分な効果が得られない場合に用いられます。
・グルコン酸カリウム(グルコンサンカリウム)
カリウムは心臓、神経、筋肉などの活動に関与する電解質で、体液中の酸とアルカリのバランスを整える作用もあります。グルコン酸カリウムは食事が十分にとれない状態や下痢、嘔吐が続いているときなどに、カリウムを補給する目的で用いられます。
・グルコン酸カルシウム(グルコンサンカルシウム)
体内で骨や歯を構成しているカルシウムは、血液や細胞の中でも一定の濃度で存在し、細胞の働きを維持する上で、重要な役割を果たしています。グルコン酸カルシウムは低カルシウム血症によって肉が痙攣したり、筋肉が突っ張って動かなくなる状態(テタニー)を改善するほか、骨が弱くなる骨粗鬆症の治療にも用いられます。においや味がなく胃腸への刺激がすくないのが特徴です。
・グルタチオン(グルタチオン)
グルタチオンは代謝機能を改善したり、肝臓の解毒機構に関与して、薬物や毒物による中毒症状を軽減します。眼科用剤は白内障の発祥・進行を防いだり、角膜におこった障害を軽減して回復を助けます。