コからはじまる薬の成分名

コからはじまる薬の成分名のカテゴリーに属しているお薬およびその成分を解説しています。


コハク酸シベンゾリン(コハクサンシベンゾリン)
コハク酸シベンゾリンは心筋の異常な収縮を抑えて脈拍の乱れを整え、頻脈性(心拍数が多い)不整脈を改善します。他の不整脈治療剤が使用できない場合や、他の不整脈治療剤で効果が得られない場合に用いられます。



コハク酸スマトリプタン(コハクサンスマトリプタン)
コハク酸スマトリプタンは新しいタイプの片頭痛薬です。片頭痛発生に関与する受容体(脳血管に多く存在する5HT1)にのみ作用し、脳血管を収縮させることで、頭痛を抑えます。鼻腔内投与する点鼻液も開発されました。鼻粘膜からの吸収により片頭痛を速やかに改善させるとともに、悪心、嘔吐により内服困難な方にも投与できる利点があります。



コハク酸ソリフェナシン(コハクサンソリフェナシン)
コハク酸ソリフェナシンは急に尿意をもよおし、もれそうになる尿意切迫感や、排尿の回数が多い(特に夜間2回以上起きる)頻尿、トイレに行くまで我慢できず尿がもれてしまう切迫性尿失禁などの過活動膀胱炎のために、日本で開発された薬です。1回の排尿量を増加させることで、排尿回数を減らします。



コハク酸トコフェロールカルシウム(コハクサントコフェロールカルシウム)
コハク酸トコフェロールカルシウムは内分泌系でのホルモンの生産機能を調整する作用、血液循環を強化して新鮮な酸素や栄養分を各器官・組織へ送り込む作用、コレステロールの過剰沈着を防ぐ作用、毛細血管の血流をよくする作用などがあり、ビタミンE欠乏症や末梢循環障害などに用いられます。



コバマミド(コバマミド)
ビタミンB12は微生物によって合成される成分で、私たちには動物性の食物から供給されています。ビタミンB12は、遺伝物質の合成や神経系の形成に作用することで、赤血球の形成・成熟や神経の修復・再生に関与する物質で、ビタミンB12欠乏症や代謝障害による貧血・神経痛・末梢神経炎・筋肉痛・関節痛・中枢神経障害などを改善します。食事からビタミンB12が十分に摂取できない状態にも用いられます。  コバマミドはメチルマロニルイソメラーゼと呼ばれる成分の補酵素として働き、メチルマロニルをサクシニルへ変化することにより赤血球の抗生物質であるヘム合成の前段階に作用し、ヘム合成を促進、貧血状態を改善します。また、ビタミンB12を消化管から吸収するには、胃の粘膜で産生される内因子が必要です。胃の粘膜が広範囲にわたって萎縮している場合や潰瘍を起こしている場合は、本剤の吸収が阻害され、効果が現れないことがあるので注意が必要です。



コランチル(コランチル)
コランチルは鎮痙・鎮痛剤と制酸剤を組み合わせた薬で、胃腸の異常な収縮を緩和してけいれん性の痛みを和らげるとともに、胃粘膜を刺激する過剰な胃酸を中和したり、胃粘膜をおおって刺激から胃粘膜を保護します。



コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム(コリスチンメタンスルホンサンナトリウム)
コリスチンメタンスルホン酸ナトリウムは細胞の細胞質膜に障害をおよぼして細菌を死滅させる作用があり、腸炎や赤痢に用いられます。耐性が生じにくいため、他の抗生物質に耐性を示す細菌にも有効です。配合剤は塩酸テトラサイクリンを含有する複合抗生物質で、目の感染症や、目の外傷及び手術後の感染防止に用いられます。



コリンテオフィリン(コリンテオフィリン)
コリンテオフィリンはテオフィリン(気管支喘息の基本薬に見られる副作用の胃腸障害を軽減させるとともに体内に吸収されやすいよう工夫された薬です。テオフィリンには心筋を刺激して血液の拍出量を増やす作用や、気管支筋を弛緩させて気管支を広げる作用、腎臓に働いて尿量を増やす作用などがあります。



コルチヒン(コルチヒン)
コルチヒンは痛風発作を引き起こす白血球や好中球の機能を抑え、発作を防ぎます。鎮痛、抗炎症作用はほとんど認められず、発作がおこってしまってからの効果はそれほど高くありません。また、重い副作用が発現しやすいので、予防目的の長期連用は好ましくありません



コレスチミド(コレスチミド)
コレスチミドは消化管で胆汁散を吸着し、その便中への排泄を促すことにより、胆汁酸の原料となるコレステロールを減少させます。同じ薬効を持つコレスチラミンの難点(1回の服用量が多く、服用しにくい)を改善した薬です。



コレスチラミン(コレスチラミン)
コレスチラミンは腸管内で胆汁酸と結合し、その便中への排泄を促すことにより、胆汁散の原料となるコレステロールを減少させます。1回の服用量が多いのが難点ですが、他の高脂血症治療剤では効果が得られにくい重症の家族性高コレステロール血症にも効力を発揮します。



コンドロイチン硝酸ナトリウム・塩酸ナファゾリン(コンドロイチンショウサンナトリウム・エンサンナファゾリン)
コンドロイチン硝酸ナトリウム・塩酸ナファゾリンは目の粘膜に働いて血管収縮作用を現す塩酸ナファゾリンと、角膜の乾燥を防いで塩酸ナファゾリンの作用時間を延ばすコンドロイチン硫酸ナトリウムの配合剤で、目の充血を除去し、腫れを抑えます。



コンドロイチン硫酸ナトリウム(コンドロイチンリュウサンナトリウム)
コンドロイチン硫酸ナトリウムは結合組織(細胞と細胞、または組織と組織を結びつける組織)の仕組みに関与し、細胞の新陳代謝を促して難聴、症候性神経痛、腰痛症、関節痛などを改善します。また尿量を増やして尿タンパクを減らす作用もあり、軽い腎炎にも用いられます。眼科用剤は角膜の浮腫や混濁を抑え、乾燥を防いで角膜を保護します。



ベタメタゾン・d-マレイン酸クロルフェニラミン(ベタメタゾン・d-マレインサンクロルフェニラミン)
ベタメタゾン・d-マレイン酸クロルフェニラミンは炎症を強力に抑える副腎皮質ホルモン剤と、アレルギーを抑える抗ヒスタミン剤の配合剤で、じんま疹、湿疹、皮膚炎、アレルギー性鼻炎などを改善します。アレルギー症状を抑えるとともに、副腎皮質ホルモン剤の使用量を減らす目的で用いられます。



五淋散(ゴリンサン)
五淋散(ゴリンサン)は尿道の熱や腫れをひかせ、痛みを和らげる効果があり、尿道炎や膀胱炎、またそれにともなう頻尿、排尿痛、残尿感を改善します。やや体力の衰えている人に用いられます。



五苓散(ゴレイサン)
五苓散(ゴレイサン)は身体の水分の循環を活発にし、無駄な水分を除きます。急性胃腸炎、急性胃腸カタル、下痢、二日酔い、暑気あたり、黄疸、腎炎、ネフローゼ、膀胱カタル、急性膀胱炎、尿毒症、糖尿病にともなう諸症状などを改善する働きを持っています。口が渇く、尿量が少ないなどの症状を持つ人や吐き気、嘔吐、腹痛、頭痛、などをともなう人に用いられることが多いです。



五虎湯(ゴコトウ)
五虎湯(ゴコトウ)は気管支を通りやすくしたり、痰を出しやすくして咳や気管支喘息を改善します。比較的体力がある人に用いられます。



合成ケイ酸アルミニウム(ゴウセイケイサンアルミニウム)
合成ケイ酸アルミニウムは胃酸を徐々に中和してケイ酸とアルミニウムを生じ、ケイ酸が胃粘膜をおおって刺激から胃粘膜を保護します。胃・十二指腸潰瘍や胃炎に用いられます。



呉茱萸湯(ゴシュユトウ)
呉茱萸湯(ゴシュユトウ)は身体を温め、頭痛などを抑える効果があり、頭痛、片頭痛、頭痛にともなう吐き気、嘔吐、脚気、しゃっくり、衝心などを改善します。手足のひえ、胃部圧迫感や吐き気、首のこりなどをともなう体力の衰えている人に用いられます。



牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)
牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)は体力をつけ、水分循環を改善します。下肢痛、腰痛、しびれ、かすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみなどの症状に用いられ、手足のひえ、尿量の減少または多尿、口の乾きなどがある高齢の人に用いられます。



香蘇散(コウソサン)
香蘇散(コウソサン)は感冒、頭痛、じんましん、神経衰弱、女性の更年期神経症、神経性月経困難症を改善します。胃腸が弱く、食欲不振、抑うつ、頭重、めまい、耳鳴り、などをともなう神経質な人によく用いられます。