シからはじまる薬の成分名

シからはじまる薬の成分名のカテゴリーに属しているお薬およびその成分を解説しています。


クエン酸シルデナフィル(クエンサンシルデナフィル)
クエン酸シルデナフィルは陰茎の弛緩反応を高め、陰茎勃起を誘発または増強します。ただしこの作用は自然な制的刺激に対する反応として現れるもので、刺激のない状態では薬効は得られません。既往歴の調査や諸検査をおこなったうえで、医師の厳重な指導のもとに使用される薬です。



シアノコバラミン(シアノコバラミン)
シアノコバラミンはビタミンB12は神経の修復・再生などに関与する物質ですが、本剤には目の調節機能を改善する作用があり、調節性眼精疲労に用いられます。



シクラシリン(シクラシリン)
シクラシリンは細菌の細胞壁合成を妨害して細菌を死滅させる合成のペニシリン剤です。速やかに吸収され、呼吸器、泌尿器、皮膚、目、鼻などの感染症を改善します。



シクロスポリン(シクロスポリン)
人間の身体には他人の臓器など生体にとっての異物を拒否する性質(免疫反応)がありますが、シクロスポリンはリンパ球に働いて強力な免疫抑制作用を示し、腎移植、骨髄移植、肝移植など臓器移植の際の拒否反応を抑えます。本剤の登場により臓器移植が進んだといわれるほど評価の高い薬です。眼症状のあるベーチェット病や、難治性あるいは広範囲の尋常性乾癬、再生不良性貧血、ネフローゼ症候群などのほか、点眼液は春季カタル(抗アレルギー剤が効果不十分の場合)にも用いられます。



シクロピロクスオラミン(シクロピロクスオラミン)
シクロピロクスオラミンは真菌(病原性のかび)の細胞膜に障害をおよぼして真菌を死滅させる作用があり、白癬菌の感染による体部白癬・股部白癬などや、カンジダ菌の感染による間擦疹・乳児寄生菌性紅斑・指間びらん症に用いられます。



シクロフェニル(シクロフェニル)
シクロフェニルは内分泌器官の活動をコントロールする脳の視床下部や下垂体に作用して黄体形成ホルモンや卵胞刺激ホルモンの分泌を促し、排卵を誘発させます。無月経、無排卵性月経、希発月経に用いられます。



シクロホスファミド(シクロホスファミド)
シクロホスファミドはがん細胞の核酸代謝を妨害することによりその細胞分裂を妨げ、抗がん効果を現します。各種のがんに用いられますが、比較的作用が弱いため、多くの場合、他の抗がん剤と併用されます。



シサプリド(シサプリド)
シサプリドは食道から胃、大腸までの消化管全体の働きを調整し、慢性胃炎などにともなう消化器症状を改善します。偽性腸閉塞に有効な唯一の治療薬でもあります。



シタラビンオクホスファート(シタラビノクホスファート)
シタラビンオクホスファートは主に肝臓で代謝されることによってシタラビンとなり、抗がん作用を示します。シタラビンとは代謝拮抗剤の一つで、細胞の核酸合成に必要な酵素と結合することによってがん細胞のDNA合成を妨害し、その増殖を抑えます。造血器系への抑制作用が強いため、急性白血病などに効果を現します。



シノキサシン(シノキサシン)
ジノプロストンは大腸菌などのグラム陰性菌のDNA合成を妨害して細菌を死滅させる合成の化学療法剤です。特に尿路感染症を引き起こす細菌に強い抗菌力を示すため、膀胱炎や腎盂腎炎に用いられます。



シメチジン(シメチジン)
シメチジンはH2ブロッカーとよばれる薬で、胃粘膜細胞に作用し、胃粘膜を刺激する胃酸の分泌を強力に抑えて胃・十二指腸潰瘍に優れた効果を発揮します。H2ブロッカーの登場により、胃・十二指腸潰瘍の治療は画期的に進歩したといわれています。



シメトリド・無水カフェイン(シメトリド・ムスイカフェイン)
シメトリド・無水カフェインは脳の視床下部に作用して鎮痛効果を示すシメトリドと、シメトリドの効果を高めるカフェインを組み合わせた薬で、腰痛症、神経痛、頭痛、月経痛、歯痛などに用いられています。



シャゼンソウエキス(シャゼンソウエキス)
シャゼンソウエキスは車前草という植物から抽出したエキスで、脳の呼吸中枢に作用して呼吸を深く緩慢にすることにより、鎮咳効果を示します。また気管や気管支からの粘液分泌を促して痰の粘度を低下させる作用もあり、急性気管支炎、気管支喘息、上気道炎などにともなう咳や痰のからみに用いられます。



シラザプリル(シラザプリル)
シラザプリルは強力な血管収縮作用を持つアンジオテンシンという物質を生成させる酵素の働きを妨害して血管を広げ、血圧を下げます。作用は従来の降圧剤に比べて強力で、持続性もあります。他の降圧剤と併用されることも多く、他の降圧剤で効果が得られない高血圧症にも有効といわれています。



シルニジピン(シルニジピン)
シルニジピンは血管を収縮させるカルシウムが血管の滑筋細胞に流入するのを防いで血管を広げ、血圧を下げます。作用はおだやかで持続性もあります。



シロスタゾール(シロスタゾール)
シロスタゾールは血液を凝固させる血小板の働きを抑えて血栓の形成を防いだり、血管を広げて血流をよくする作用があり、慢性動脈閉塞症による諸症状の改善に用いられます。



シロドシン(シロドシン)
シロドシンは新しい排尿障害の薬で、尿道や前立腺への交感神経の働きを抑えて、尿道の抵抗を減らし、排尿を促進します。



シンバスタチン(シンバスタチン)
シンバスタチンは強力なコレステロール生合成阻害剤のひとつで、肝臓に選択的に作用し、コレステロールの合成に関与する酵素の働きを抑えます。これにより血中から肝臓へのコレステロールの取り込みが増強され、血中のコレステロールが減少します。



シンフィブラート(シンフィブラート)
シンフィブラートは肝臓でのコレステロールの合成を抑えたり、血中の過剰なトリグリセリド(中性脂肪)を減らします。また末梢組織から余分なコレステロールを回収するHDL-コレステロールを増やす作用もあり、コレステロールとトリグリセリドがともに高い高脂血症に用いられています。



ジアゼパム(ジアゼパム)
ジアゼパムはおだやかな精神安定剤の基本薬で、情動と密接な関係にある大脳辺縁系に特異的に働き、意識や精神活動に影響をおよぼさない用量で鎮静作用、筋弛緩作用、抗けいれん作用などを示します。



ジアフェニルスルホン(ジアフェニルスルホン)
ジアフェニルスルホンは皮膚組織を破壊する物質の生成を抑える作用があり、難治性の皮膚病に用いて、皮膚組織の壊死を防ぎます。単独または他の薬とともにハンセン病にも使用されます。



ジオクチルソジウムスルホサクシネート・カサンスラノール(ジオクチルソジウムスルホサクシネート・アサンスラノール)
ジオクチルソジウムスルホサクシネート・カサンスラノールは硬い便に水分を浸透させて軟化させるとともに、腸のぜん動運動を促し、排便を助けます。



ジギトキシン(ジギトキシン)
ジギトキシンは心筋に直接作用してその収縮力を高め、全身の臓器や組織へ十分に血液が送り出せるようにします。また房室への刺激伝導を抑えて脈拍の流れを整える作用もあり、心不全や頻脈の予防・治療に効果を示します。ジゴキシンとともに古くから使用されている代表的な強心剤で、ジゴキシンに比べ持続性があります。



ジクロフェナクナトリウム(ジクロフェナクナトリウム)
ジクロフェナクナトリウムは代表的な抗炎剤・鎮痛・解熱剤のひとつで、炎症にともなう腫れや痛みをやわらげ、熱を下げます。特に鎮痛作用は強力で、速効性もあります。



ジクロフェナクナトリウム(ジクロフェナクナトリウム)
ジクロフェナクナトリウムは代表的な抗炎剤・鎮痛・解熱剤のひとつで、炎症にともなう腫れや痛みをやわらげ、熱を下げます。特に鎮痛作用は強力で、速効性もあります。



ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミン(ジクロロサクサンジイソプロピルアミン)
ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミンは障害を受けた肝細胞の再生を促し、肝機能を改善させます。



ジゴキシン(ジゴキシン)
ジゴキシンは心筋に直接作用してその収縮力を高め、全身の臓器や組織へ十分に血液が送り出せるようにします。また刺激伝導速度を抑えて脈拍の乱れを整える作用もあり、心不全や頻脈の予防・治療に効果を示します。ジギトキシンとともに古くから使用されている代表的な強心剤で、ジギトキシンに比べ持続性はありませんが、効果は早く得られます。



ジソピラミド(ジソミラミド)
ジソピラミドは心筋の異常な収縮を抑えて拍動の乱れを整え、頻脈性(心拍数が多い)不整脈を改善します。他の不整脈治療剤が使用できない場合や、他の不整脈治療剤で効果が得られない場合に用いられます。



ジダノシン(ジダノシン)
ジダノシンはエイズウイルス(HIV)のDNA内に取り込まれてその増殖過程を中断する作用があり、後天性免疫不全症候群(エイズ)や症候性HIV感染症に用いられます。



ジドブジン(ジドブジン)
ジドブジンは最初に登場したHIV感染症治療剤で、エイズウイルス(HIV)のDNA内に取り込まれ、その増殖過程を中断します。ほかの抗HIV剤と併用されます。



ジドブジン・ラミブジン(ジドブジン・ラミブジン)
エイズウイルス(HIV)は薬剤耐性を生じやすいため、治療には通常複数の抗HIV剤が併用されますが、ジドブジン・ラミブジンはともにHIVのDNA内に取り込まれてその増殖過程を中断する作用を持つ2成分の配合剤でHIV感染症に用いられます。



ジドロゲステンロン(ジドロゲステンロン)
ジドロゲステンロンは黄体ホルモンは排卵後の卵胞から分泌される女性ホルモンで、妊娠の準備と成立に関与し、子宮の緊張を抑え、乳腺を発達させます。本剤はこのホルモンと同様の自然な黄体ホルモン作用を持ち、妊娠を維持しやすい状態を作ります。基礎体温を上昇させる作用はありません。



ジノプロストン(ジノプロストン)
ジノプロストンはプロスタグランジンと呼ばれるホルモンの誘導体で、子宮頚管熟化作用や生理的な子宮収縮作用を現し、陣痛を誘発・促進します。



ジピリダモール(ジピリダモール)
ジピリダモールは細い小動脈を広げて心臓への血液供給量を増やしたり、血小板の凝集・粘着機能を抑えて血栓の形成を防ぎます。尿タンパクを減少させる作用もあります。



ジフェンヒドラミン(ジフェンヒドラミン)
ジフェンヒドラミンはアレルギー反応を引き起こすヒスタミンという化学伝達物質の働きを抑え、皮膚の炎症やかゆみをやわらげます。



ジフェンヒドラミン・ジプロフィリン(ジフェンヒドラミン・ジプロフィリン)
ジフェンヒドラミン・ジプロフィリンは平衡感覚をつかさどる内耳の異常な興奮を抑え、吐き気やめまいを改善します。乗り物酔いやメニエル症候群に用いられます。



ジフルプレドナート(ジフルプレドナート)
ジフルプレドナートは強力な作用を持つ皮膚疾患用の副腎皮質ホルモン剤で、皮膚の炎症やアレルギーを抑え、腫れ、痛み、かゆみなどをやわらげます。外用の副腎皮質ホルモン剤には、血管収縮作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、肉芽増殖抑制作用があり、患部の角質化や炎症による掻痒感を抑制する働きがあります。内服薬と異なり副作用の発生は少ないのですが、作用が強いため一時的に治癒したように見えても、その薬効が完全に消失すると再発してしまう場合があるので使用の継続は主治医と充分に相談してください。



ジプロピオン酸ベタメタゾン(ジプロピオンサンベタメタゾン)
ジプロピオン酸ベタメタゾンは強力な作用を持つ皮膚疾患用の副腎皮質ホルモン剤で、皮膚の炎症やアレルギーを抑え、腫れ、痛み、かゆみなどをやわらげます。



ジプロフィリン(ジプロフィリン)
ジプロフィリンは気管支や肺の血管を広げて気管支筋のけいれんを抑え、空気の通りをよくします。また心筋の収縮力を高めたり、腎臓に働いて尿量を増やす作用もあり、気管支喘息やうっ血心不全に用いられます。配合剤は咳止めや抗アレルギー剤などを含有する薬です。



ジプロフィリン(ジプロフィリン)
ジプロフィリンは気管支や肺の血管を広げて気管支筋のけいれんを抑え、空気の通りをよくします。また心筋の収縮力を高めたり、腎臓に働いて尿量を増やす作用もあり、気管支喘息やうっ血心不全に用いられます。配合剤は咳止めや抗アレルギー剤などを含有する薬です。



ジメチコン(ジメチコン)
ジメチコンは胃腸内に発生したガスの気泡を破裂させて除去し、ガスがたまっておこる腹部状況を改善します。



ジメンヒドリナート(ジメンヒドリナート)
ジメンヒドリナートは平衡感覚をつかさどる内耳の異様な興奮を抑え、吐き気やめまいを改善します。乗り物酔い、メニエル症候群、放射線宿酔などに用いられます。



ジョサマイシン(ジョサマイシン)
ジョサマイシンは細菌の成育に必要なタンパク質の合成を妨害し、最近の増殖を抑えます。ブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌、淋菌、赤痢菌などに効力を示し、呼吸器、腸管、泌尿生殖器、皮膚、目、耳、鼻などの感染症に用いられます。



ジヨードステアリン酸カルシウム(ジヨードステアリンサンカルシウム)
ジヨードステアリン酸カルシウムは視神経組織の代謝を促し、硝子体(眼球の形を保ち、外部からの力に抵抗する働きを持つ)のにごりを取り除いて網膜の炎症を抑えます。



七物降下湯(シチモツコウカトウ)
七物降下湯(シチモツコウカトウ)は主に血流を改善する効能があります。高血圧にともなうのぼせ・肩こり・耳鳴り・頭重を改善します。虚弱体質で疲れやすい人に用いられます。



十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)
十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)とは体力を補う効能があり、低血圧症、貧血症、神経衰弱、疲労、倦怠、胃腸虚弱、胃下垂、痔ろう、脱肛などを改善します。病後、手術後、産後、または病中に体力が衰えている人や、やせて食欲がなく衰弱している人で皮膚が蒼白く、疲労、倦怠、貧血、寝汗、手足の冷えなどをともなう場合に用いられます。



十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)とは皮膚の赤みやかゆみを発散して、腫れや化膿を抑える働きがあり、初期の化膿性皮膚疾患、初期の急性皮膚疾患、じんましん、急性湿疹、みずむし、にきび、とびひ、乳房炎などを改善します。アレルギー性の湿疹などを起こしやすい、比較的神経質な人に用いられます。



升麻葛根湯(ショウマカッコントウ)
升麻葛根湯(ショウマカッコントウ)とは身体の熱や腫れ、痛みを和らげる効能があり、頭痛や悪寒などをともなう初期の感冒や皮膚炎に用いられます。



参蘇飲(ジンソイン)
参蘇飲(ジンソイン)とは胃腸の働きを助け、風邪の諸症状を改善します。感冒や咳を改善し、頭痛、発熱、みぞおちのつかえ、嘔吐などをともなう、胃腸の弱い人に用いられます。



四君子湯(シクンシトウ)
四君子湯(シクンシトウ)は胃腸の働きをよくして、身体の水分の循環を改善します。胃腸虚弱、慢性胃炎、胃のもたれ、嘔吐、下痢を改善します。やせて顔色が優れない、食欲の無い、疲れやすい人に用いられます。



四物湯(シモツトウ)
四物湯(シモツトウ)は血液の循環を改善し、身体をあたためたり、皮膚を潤し、ホルモンバランスを調整する効果もあります。産前産後の諸種の障害や、月経不順、月経痛、月経過多、冷え性、しもやけ、しみ、高血圧症、貧血症、更年期障害を改善します。皮膚が乾燥して色つやの悪い、胃腸障害のない人に用いられます。



四苓湯(シレイトウ)
四苓湯(シレイトウ)は体内の水分の循環を助ける働きがあります。のどが渇いて水を飲んでも、尿量が少なく、吐き気、嘔吐、腹痛、むくみなどのいずれかをともなう場合の暑気あたり、急性胃腸炎などに用いられます。



四逆散(シギャクサン)
四逆散(シギャクサン)は炎症を鎮め、痛みを和らげる効能があります。胆のう炎、胆石症、胃炎、胃酸過多、胃潰瘍、鼻カタル、気管支炎、神経質、ヒステリーを改善します。胸腹部に重苦しさをともなう、比較的体力のある人に用いられます。



小半夏加茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)
小半夏加茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)には吐き気や嘔吐をおさえ、つわり、吐き気、嘔吐を改善する働きがあります。口の渇きやめまいをともなう、体力の衰えていない人に用いられます。



小建中湯(ショウケンチュウトウ)
小建中湯(ショウケンチュウトウ)は腹痛をやわらげ、胃腸の調子をよくしたり、体力をつけ、体を丈夫にする効能を持っています。ですので疲労倦怠、神経質、慢性胃腸炎、胃腸病、貧血症、腺病質、頻尿や、小児の虚弱体質・夜尿症・夜泣き・下痢・便秘・夜啼症を改善します。 虚弱体質で疲れやすく、腹痛、動悸、手足のほてりや冷え、のぼせ、頻尿または多尿をともなう、顔色のすぐれない人に用います。



小柴胡湯(ショウサイコトウ)
小柴胡湯(ショウサイコトウ)とは胃腸や肝臓、呼吸器の働きを助け、また、身体の免疫機能を調整し、炎症をやわらげて身体の疲れをとるなどの効能があります。感冒、気管支炎、気管支喘息、胸部疾患、胸膜炎、リンパ節炎、胃腸虚弱、胃腸病、胃炎、腎臓病、貧血症、腺病質、産後の回復不全などを改善します。吐き気、食欲不振、疲労感、咳、微熱、頭痛、腹痛、胸やわき腹の圧迫感などをともなう人に用いられ、慢性肝炎における肝機能障害にも使用されます。



小柴胡湯加桔梗石膏(ショウサイコトウカキキョウセッコウ)
小柴胡湯加桔梗石膏(ショウサイコトウカキキョウセッコウ)とはのどの炎症や痛みをおさえる働きがあり、扁桃炎や扁桃周辺炎を改善します。のどが腫れて痛み、食欲不振や微熱などをともなう人に用いられます。



小青竜湯(ショウセイリュウトウ)
小青竜湯(ショウセイリュウトウ)とは身体の熱や腫れ、痛みを解消する働きを持ち、また、身体の水分の循環を調整するという効能もあります。気管支喘息・鼻炎・アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎・感冒などにともなう症状(薄い痰、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、喘鳴、咳、流涙など)や気管支炎を改善します。



梔子柏皮湯(シシハクヒトウ)
梔子柏皮湯(シシハクヒトウ)は肝臓や胆のうの病気に効果的です。肝臓部に圧迫感のある黄疸・皮膚掻痒症・二日酔いを改善します。身体のほてりが強く、しみなど皮膚の着色をともなう人で吐き気、口の渇き、便秘の無い場合に用いられます。



消風散(ショウフウサン)
消風散(ショウフウサン)とは皮膚のかゆみや赤みを改善する働きがあり、慢性の皮膚病(湿疹、じんましん、あせも、水虫、皮膚掻痒症)を改善します。患部からの分泌物が多く、強いかゆみをともなって、特に夏期や温暖時に症状が悪化しやすい人に用いられます。



滋陰至宝湯(ジインシホウトウ)
滋陰至宝湯(ジインシホウトウ)は咳をしずめ、痰を切る働きがあります。慢性の咳や痰を改善し、虚弱体質の人に用いられます。



滋陰降火湯(ジインコウカトウ)
滋陰降火湯(ジインコウカトウ)はのどを潤し、咳を鎮める効能があり、皮膚が浅黒く、便秘気味の体力が衰えている人に用いられます。



潤腸湯 (ジュンチョウトウ)
潤腸湯 (ジュンチョウトウ)とは便をやわらかくして、便秘を改善します。



炙甘草湯(シャカンゾウトウ)
炙甘草湯(シャカンゾウトウ)は体力をつけて、動悸、息切れ、心臓神経症、心臓弁膜症、血痰をともなう咳などを改善します。体力が衰えていて疲れやすい、貧血気味の人に用いられます。



真武湯(シンブトウ)
真武湯(シンブトウ)は身体を中から温め、それぞれの機能を高める効能があります。慢性の下痢、胃下垂症、胃腸弛緩症、胃腸虚脱症、消化不良、胃アトニー症、慢性胃腸カタル、胃腸疾患、慢性腸炎、内臓下垂症、慢性腎炎、ネフローゼ、腹膜炎、低血圧症、高血圧症、感冒、湿疹、じんましん、老人性掻痒症、脳出血、脳溢血、神経衰弱、リウマチ、諸種の熱病、骨髄疾患による運動麻痺・知覚麻痺などを改善します。



硝酸イソコナゾール(ショウサンイソコナゾール)
硝酸イソコナゾールは心筋(病原性のかび)の細胞膜構造を破壊し、その増殖を抑えます。広範囲の真菌に効力を発揮し、副作用も少ない薬です。



硝酸イソソルビド(ショウサンイソソルビド)
硝酸イソソルビドは100年以上の歴史を持つ代表的な狭心症の薬で、心臓に酸素と栄養を送る冠状動脈を広げてその血流を改善し、心筋への血液供給量を増やします。また末梢血管を広げて心臓の負担を減らす作用もあり、狭心症などの虚血性心疾患に現在も頻用されています。内服用の普通剤を始め、舌下錠、徐放剤、噴霧剤、口腔粘膜剤の貼付錠、体部用の貼付剤など多くの剤形が用意されています。



硝酸エコナゾール(ショウサンエコナゾール)
硝酸エコナゾールは真菌(病原性のかび)の細胞膜に障害をおよぼし、その増殖を抑えます。膣用剤はカンジダ菌による膣炎や外陰膣炎に用いられます。



硝酸スルコナゾール(ショウサンスルコナゾール)
硝酸スルコナゾールは真菌(病原性のかび)の細胞膜に障害をおよぼし、真菌を死滅させます。広範囲の真菌に効力を発揮します。



硝酸ナファゾリン(ショウサンナファゾリン)
硝酸ナファゾリンは末梢血管の平滑筋に直接作用して血管を収縮させる働きがあり、目や鼻の粘膜の血管を収縮させて目の充血や鼻づまりを改善します。作用は比較的強く、持続性もあります。



神秘湯(シンピトウ)
神秘湯(シンピトウ)は気管支を拡張し、痰を切りやすくする効能があります。よって気管支喘息や気管支炎、小児喘息などを改善し、咳の発作と共に呼吸困難がおこる、慢性の症状の人に用いられます。



紫雲膏(シウンコウ)
紫雲膏(シウンコウ)は痛みを和らげる効能があります。やけど、痔核の痛み、肛門裂傷を改善します。



臭化イプラトロピウム(シュウカイプラトロピウム)
臭化イプラトロピウムは副交感神経からの刺激を伝えて気管支筋を収縮させるアセチルコリンという物質の働きを抑えて気管支筋のけいれんを鎮め、気管支を広げて、空気の通りをよくします。体質的な原因による喘息への基本薬で、吸入剤として用いられます。また鼻水の分泌を抑える作用もあるため、鼻炎にも使用されます。



臭化エチルピペタナート(シュウカエチルピペタナート)
臭化エチルピペタナートは副交感神経からの刺激を伝えるアセチルコリンという物質の働きを抑え、消化管の平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。



臭化ジスチグミン(シュウカジスチグミン)
臭化ジスチグミンは副交感神経からの刺激を伝えるアセチルコリンという物質の働きを増強・持続させ、筋力を高めます。また瞳孔を縮めたり眼圧を下げる作用もあるため、緑内障や調節性内斜視にも使用されます。



臭化チオトロピウム水和物(シュウカチオトロピウムスイワブツ)
臭化チオトロピウム水和物は副交感神経からの刺激を伝えて気管支筋を収縮させるアセチルコリンという物質の働きを抑えて気管支筋のけいれんを鎮め、気管支を広げ、空気の通りをよくします。持続性に優れ、1日1回の吸入ですみます。



臭化チキジウム(シュウカチキジウム)
臭化チキジウムは副交感神経の働きを抑え、胃腸、胆道、尿路などの平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。



臭化チキジウム(シュウカチキジウム)
臭化チキジウムは副交感神経の働きを抑え、胃腸、胆道、尿路などの平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。



臭化チメピジウム(シュウカチメピジウム)
臭化チメピジウムは副交感神経の働きを抑え、胃腸、胆道、尿路などの平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。胃粘膜を刺激する胃液の分泌を抑える作用もあります。比較的副作用の少ない薬です。



臭化ドミフェン(シュウカドミフェン)
臭化ドミフェンはタンパク質を変性させる性質を持つ界面活性剤で、この作用により細菌の細胞壁や細胞質膜を破壊し、細菌を死滅させます。咽頭炎、扁桃炎、口内炎や、口腔創傷の感染予防に用いられます。



臭化バレタメート(シュウカバレタメート)
臭化バレタメートは副交感神経の働きを抑え、胃腸、胆道、尿路、子宮などの平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。



臭化ピリドスチグミン(シュウカピリドスチグミン)
臭化ピリドスチグミンは副交感神経からの刺激を伝えるアセチルコリンという物質n働きを増強して筋力を高め、重症筋無力症を改善します。同じ重症筋無力症治療剤の臭化ネオスチグミンに比べて作用は弱めですが、持続性はあります。



臭化ブチルスコポラミン(シュウカブチルスコポラミン)
臭化ブチルスコポラミンは鎮痙剤の標準薬で、副交感神経の働きを抑え、胃腸、胆道、尿路、子宮などの平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。消化管の運動を抑制したり、胃粘膜を刺激する胃酸やペプシン(消化酵素)の分泌を減らす作用もあります。



臭化プリフィニウム(シュウカプリフィニウム)
臭化プリフィニウムは副交感神経の働きを抑え、消化器や尿路系の平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。胃粘膜を刺激する胃液の分泌を減らし、潰瘍の発生を抑える作用もあります。



臭化プロパンテリン(シュウカプロパンテリン)
臭化プロパンテリンは副交感神経からの刺激を伝えるアセチルコリンという物質の働きを抑え、消化管などの平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。胃粘膜を刺激する胃液の分泌を減らす作用もあります。夜尿症、遺尿症、多汗症にも使用されます。配合剤は胃酸を中和する制酸剤や、ペプシン(消化酵素)の活性を抑える成分を含有する薬です。



臭化メチルオクタトロピン(シュウカメチルオクタトロピン)
臭化メチルオクタトロピンは胃腸の運動を高める副交感神経の働きを押さえ、消化管などの平滑筋の異常な収縮によるけいれん性の痛みをやわらげます。胃粘膜を刺激する胃液の分泌を抑える作用もあります。



臭化メペンゾラート(シュウカメペンゾラート)
臭化メペンゾラートは副交感神経からの刺激を伝えて胃腸の運動を高めるアセチルコリンという物質の働きを抑え、胃腸の異常な緊張をやわらげます。特に結腸への作用に優れ、過敏大腸症による慢性の腹痛、下痢、便秘などに効果を示します。配合剤は催眠鎮静作用を示す成分(フェノバルビタール)を含有する薬です。



臭化水素酸デキストロメトルファン(シュウカスイソサンデキストロメトルファン)
臭化水素酸デキストロメトルファンは脳の咳中枢の興奮を抑える作用があり、感冒、気管支炎、気管支拡張症などの鎮咳に用いられます。習慣性のない薬なので、連用しても依存症を生じることはありません。配合剤は去痰作用を示す成分を含有する薬です。



臭化水素酸フェノテロール(シュウカスイソサンフェノテロール)
臭化水素酸フェノテロールは気管支筋を仕官させる交感神経の働きを高めて気管支を広げ、空気の通りをよくします。またアレルギー反応を抑える作用もあり、気管支喘息、気管支炎、肺気腫などによる気道閉塞性障害を改善します。作用には持続性があり、心臓や循環器系への影響も比較的少ない薬です。



芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)
芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)は胃腸、胆のう、尿路や子宮、または手足の骨格筋の緊張を緩めて痛みを和らげます。胆のう症・腎臓結石・膀胱結石のけいれん性の痛み、筋肉痛、関節痛、薬物の副作用による腹痛、胃けいれん、急迫性の胃炎などを改善するため、腹部のお筋肉が緊張し、胃痛や腹痛をともなう人に用いられます。



芍薬甘草附子湯(シャクヤクカンゾウブシトウ)
芍薬甘草附子湯(シャクヤクカンゾウブシトウ)は筋肉の緊張をゆるめて痛みを和らげる効能があります。慢性神経痛、慢性関節炎、関節リウマチ、筋肉リウマチ、五十肩、肩こりを改善します。冷え性で関節や筋肉が痛み、麻痺感をともなって手足の屈伸が困難な人に用いられます。



辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)
辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)は鼻づまりを改善する効能を持っています。鼻づまり、蓄膿症、慢性鼻炎を改善し、粘り気のある鼻水をともなう熱感のある人に用いられます。



酒石酸アリメマジン(シュセキサンアリメマジン)
酒石酸アリメマジンはアレルギー反応を引き起こすヒスタミンという化学伝達物質の働きを抑え、皮膚疾患にともなうかゆみ、じんま疹上気道炎にともなうくしゃみ、鼻水・咳・アレルギー性鼻炎などを改善します。特にかゆみを抑える作用に優れる薬です。



酒石酸イフェンプロジル(シュセキサンイフェンプロジル)
酒石酸イフェンプロジルは脳血管に直接作用して血管を弛緩させるとともに、血管を収縮させる交感神経の働きを抑えて、脳の血流量を増やします。また血小板の凝結・粘着機能を抑える作用もあり、脳の血液循環をよくして脳梗塞後遺症や脳出血後遺症にともなうめまいを改善します。



酒石酸エルゴタミン・無水カフェイン(シュセキサンエルゴタミン・ムスイカフェイン)
酒石酸エルゴタミン・無水カフェインは拡張した脳血管を収縮させる酒石酸エルゴタミンに、酒石酸エルゴタミンの腸管からの吸収を促してその効果を高めるカフェインを組み合わせた薬で、脳血管が拡張しておこる片頭痛に用いられます。配合剤は解熱鎮痛剤(イソプルピルアンチピリン)を含有する薬です。



酒石酸ゾルピデム(シュセキサンゾルピデム)
酒石酸ゾルピデムは脳の中枢に働いて選択的な催眠鎮静作用を示し、眠りに導きます。即効性で短時間作用型なので入眠効果が高いうえ、血中濃度半減期が短い割には中途覚醒や早朝覚醒にも効果的です。とくに入眠障害や熟睡障害に優れた効果を現し、中途覚醒や早朝覚醒にも有効です。



酒石酸トルテロジン(シュセキサントルテロジン)
酒石酸トルテロジンは日本で始めての過活動膀胱炎の薬です。急に尿意を催し、もれそうになる尿意切迫感や、排尿の回数が多い(特に夜間2回以上起きる)品用、トイレに行くまで我慢できず尿が漏れてしまう切迫性尿失禁などの症状を改善します。他の作用に比べ、少ない量で暴行収縮作用が強いとされています。1日1回の服用で効果が期待できる薬です。



酒石酸メトプロロール(シュセキサンメトプロロール)
酒石酸メトプロロールは心臓の興奮を高める交感神経の働きを抑え、血液の拍出量を減らして血圧を下げます。またこの作用により心筋の異常な収縮が抑えられ、心臓の負担も減るため、頻脈性(心拍数が多い)不整脈で狭心症も改善できます。気管支喘息のある人も使用できます。