ニからはじまる薬の成分名

ニからはじまる薬の成分名のカテゴリーに属しているお薬およびその成分を解説しています。


ニコチン(ニコチン)
一定量のニコチンを含有するガムまたは貼付剤で、タバコの代わりに本剤のニコチンを摂取させることで、喫煙への欲求を徐々に軽減させながら、最終的には禁煙を目指します。循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、代謝性疾患などがあり、医師から禁煙が必要と診断された禁煙の困難な人に用いられます。



ニコチン酸(ニコチンサン)
ニコチン酸はビタミンB1やビタミンB2とともに組織の代謝をよくしたり、末梢血管を広げる作用があり、ペラグラなどのニコチン酸欠乏症や、ニコチン酸の欠乏または代謝障害による皮膚炎・メニエル症候群・末梢循環障害などを改善します。食事からニコチン酸が十分に摂取できていない状態にも用いられます。



ニコチン酸アミド・塩酸パパベリン(ニコチンサンアミド・エンサンパパベリン)
ニコチン酸アミド・塩酸パパベリンは内耳の迷路細胞の呼吸機能を高めるニコチン酸アミドと、血管平滑筋の異常な緊張を抑えて血管を広げる塩酸パパベリンを組み合わせた薬で、内耳の循環血流量を増やし、内耳や中枢神経の障害による耳鳴りを改善します。



ニコチン酸トコフェロール(ニコチンサントコフェロール)
ニコチン酸トコフェロールは末梢の血行をよくする作用、血管を強化する作用、血小板の凝集機能を抑える作用、脂質の代謝を改善する作用などを持つビタミンE(トコフェロール)と末梢血管拡張作用を持つニコチン酸を組み合わせた薬で、高血圧症にともなう症状や、高脂血症、閉塞性動脈硬化症にともなう末梢循環障害に用いられます。



ニコモール(ニコモール)
ニコモールは体内でニコチン酸(ビタミンのひとつ)に変わり、脂質の代謝を改善する作用、血小板の凝集機能を抑える作用、末梢血管を広げる作用を示します。高脂血症や凍瘡、四肢動脈閉塞症、閉塞性動脈硬化症・レイノー症候群などにともなう末梢循環障害に用いられます。



ニコランジル(ニコランジル)
ニコランジルは心臓に酸素と栄養を送る冠状動脈を広げるとともに冠状動脈のれん縮を抑え、心筋への酸素供給量を増やします。狭心症に用いられますが、すでにおこっている発作を抑える薬ではありません。



ニザチジン(ニザチジン)
ニザチジンはH2ブロッカーとよばれる薬で、胃粘膜細胞に作用し、胃粘膜を刺激する胃酸の分泌を強力に抑えて胃・十二指腸潰瘍に優れた効果を発揮します。作用には持続性もあります。H2ブロッカーの登場により、胃・十二指腸潰瘍の治療は画期的に進歩したといわれています。



ニセリトロール(ニセリトロール)
ニセリトロールは体内でニコチン酸(ビタミンのひとつ)に変わり、脂質の代謝を改善する作用、血小板の凝集機能を抑える作用、末梢血管を広げる作用などを示します。高脂血症やビュルガー病、閉塞性動脈硬化症・レイノー病などにともなう末梢循環障害に用いられます。



ニセルゴリン(ニセルゴリン)
ニセルゴリンは脳血管を広げてその血流を増やしたり、血小板の凝血機能を抑えるなどの作用があり、脳の血液循環をよくして脳の機能を抑えるなどの作用があり、脳の血液循環をよくして脳の機能を改善させます。脳梗塞後遺症にともなう意欲の低下に用いられます。



ニソルジピン(ニソルジピン)
ニソルジピンは血管を収縮させるカルシウムが血管の平滑筋細胞に流入するのを防いで冠血管や末梢血管を広げ、高血圧症や狭心症を改善します。作用には持続性があります。



ニトラゼパム(ニトラゼパム)
ニトラゼパムは大脳辺縁系や視床下部に作用し、自然に近い状態で眠りに導きます。けいれんを抑えたり、筋肉の緊張をやわらげる作用もあります。



ニトレンジピン(ニトレンジピン)
ニトレンジピンは血管を収縮させるカルシウムが血管の平滑筋細胞に流入するのを防いで冠血管や末梢血管を広げる作用があるため、冠状動脈・脳血管・毛細血管が拡張し血圧が下がり、心臓を動かす筋肉が穏やかになると同時に心筋内の酸素消費量が減少するので、高血圧症や狭心症が改善します。本剤の作用には持続性があり1日1回の服用で24時間効果が持続します。様々な原因から一度高くなってしまった血圧は、投薬によって安定しますが、中止するとまたもとの状態に戻る場合が多いようです。



ニトログリセリン(ニトログリセリン)
ニトログリセリンは狭心症や心筋梗塞の発作時の特効薬として知られる薬で、心臓に酸素と栄養を送る冠状動脈を広げ、心筋への血液供給量を増やして、心筋の貧血状態を改善します。速攻型の舌下錠や舌下エアゾールを始め、口腔用貼付錠、貼付剤、軟膏があります。ただし貼付錠、貼付剤、軟膏は発作を緩解するための薬ではありません。



ニフェジピン(ニフェジピン)
ニフェジピンは代表的なカルシウム拮抗剤のひとつで、血管や心筋を収縮させるカルシウムが血管平滑筋や心筋の細胞内に流入するのを防ぎ、冠血管や末梢血管を広げ、心筋の緊張をやわらげて、高血圧症や狭心症を改善します。降圧作用は強力で、速効性もあります。



ニプラジロール(ニプラジロール)
ニプラジロールは心臓の興奮を高めたり血管を収縮させる交感神経の働きを抑え、血液の拍出量や心拍数を減らします。この作用により血圧が下がり、心臓の負担も減るため、高血圧症や狭心症が改善されます。心不全を持つ高血圧症の人や高齢者にも使用できる薬です。  また房水(眼圧を保つ目の中の水)の産生を抑えたり房水の流出を促すなどして眼圧を下げる作用もあり、緑内障や高眼圧症にも用いられます。



ニメタゼパム(ニメタゼパム)
ニメタゼパムは大脳辺縁系や視床下部に働いて情動機構を抑制し、催眠作用、鎮静作用、筋弛緩作用などを示して眠りに導きます。



ニルバシピン(ニルバシピン)
ニルバシピンは血管を収縮させるカルシウムが血管の平滑筋細胞に流入するのを防いで血管を広げ、血圧を下げます。作用には持続性があるため、安定した血圧レベルが保てます。また脳血管を広げて脳の血液循環を改善する作用もあり、脳梗塞後遺症にともなう自発性の低下にも用いられます。



乳酸カルシウム(ニュウサンカルシウム)
カルシウムは骨や歯の形成を始め、神経活動、血液凝固、筋肉収縮などの生理作用の発現に重要な役割を持つ物質です。乳酸カルシウムは低カルシウム血症によるテタニー、代謝性骨疾患、発育期などにカルシウムを補給する目的で用いられています。



二朮湯(ニジュツトウ)
二朮湯(ニジュツトウ)は腕や肩の痛みをやわらげる働きがあり、主に五十肩を改善します。



二陳湯(ニチントウ)
二陳湯(ニチントウ)は吐き気や嘔吐を改善する働きがあります。めまい、動悸、頭痛、胃部不快感などをともなう中くらいの体力の人に用いられます。



人参湯(ニンジントウ)
人参湯(ニンジントウ)は胃腸の働きを促し、胃腸虚弱、胃アトニー、胃炎、胃痛、胃拡張、慢性胃腸カタル、下痢、嘔吐、つわり、貧血症、萎縮腎、虚弱児の自家中毒、小児の食欲不振を改善します。



人参養栄湯(ニンジンヨウエイトウ)
人参養栄湯(ニンジンヨウエイトウ)は体力と気力を補い、病後・産後の体力低下、虚弱体質、疲労倦怠、食欲不振、寝汗、手足の冷え、貧血を改善します。微熱、悪寒、咳、便秘、精神不安不眠などがおこりやすい、やせて顔色の悪い人に用いられます。、



女神散(ニョシンサン)
女神散(ニョシンサン)は体内の血行と水分循環をよくし、高ぶった神経の不調を鎮めます。のぼせやめまい、産前産後の神経症や月経不順を改善し、更年期障害や自律神経失調症にも適します。



尿素(ニョウソ)
尿素は皮膚の角質の水分保持量を増やしたり、肥厚している角質を溶かして剥離させる作用があり、乾燥・角化した皮膚をしっとりさせて正常な状態に戻します。副作用が少ないため、長期連用が可能です。