ホからはじまる薬の成分名

ホからはじまる薬の成分名のカテゴリーに属しているお薬およびその成分を解説しています。


プラステロン硫酸ナトリウム(プラステロンリュウサンナトリウム)
プラステロン硫酸ナトリウムは体内に吸収されてから女性ホルモンのエストラジオールに変わり、子宮頚管を軟化させて子宮口の開口を促します。経膣分娩をおこなう妊婦で、妊娠末期(原則として妊娠37~41週)を迎えても子宮頚管が十分にやわらかくならない場合に用いられます。



ベンフォチアミン(ベンフォチアミン)
ベンフォチアミンは体内に吸収されてからビタミンB1となり、ビタミンB1の欠乏または代謝障害による神経機能障害や心筋代謝障害などを改善します。食事からビタミンB1が十分に摂取できない状態にも用いられます。  *ビタミンB1とは神経の働きを維持するうえで重要な役割を持ち、糖質、タンパク質、脂質などの代謝にも関与する物質です。



ペントバルビタールカルシウム(ペントバルビタールカルシウム)
ペントバルビタールカルシウムは中枢神経系の働きを抑え、催眠沈静作用を示します。服用後20~30分で就眠またはもうろう状態に入り、数時間作用が持続します。



ホスアンプレナビルカルシウム水和物(ホスアンプレナビルカルシウムスイワブツ)
エイズ治療薬には、大きく分けてヌクレオシド系逆転酵素阻害薬、非ヌクレオシド系逆転酵素阻害薬、プロテアーゼ阻害薬があります。ホスアンプレナビルカルシウム水和物はプロテアーゼ阻害薬で、エイズウイルスが成熟する家庭で、プロテアーゼという酵素を阻害してウイルスができるのを防ぐ新しい薬です。



ホスフェストロール(ホスフェストロール)
ホスフェストロールは前立腺がんの増殖には男性ホルモンが深く関与していますが、本剤は間脳・脳下垂体・睾丸系に作用して男性ホルモンの分泌を抑えることにより、二次的に精巣機能を低下させたり、前立腺に直接作用して抗がん効果を現します。



ホスホマイシン(ホスホマイシン)
ホスホマイシンはグラム陽性菌・陰性菌などに取り込まれてその細胞壁の生合成を妨害し、細菌を死滅させます。他の抗生物質に比べて副作用が少なく、他の抗生物質との併用によりさらに効力を高めるという特徴があります。



ホリナートカルシウム(ホリナートカルシウム)
ホリナートカルシウムは白血病や悪性リンパ腫に使用されるメトトレキサート(葉酸代謝拮抗剤)の毒性を軽減させる薬です。メトトレキサートは細胞の核酸合成に関与する活性葉酸を作り出す酵素の働きを抑制し、がん細胞を葉酸欠乏状態に陥らせることでその増殖を妨害しますが、本剤は細胞内に取り込まれて活性葉酸となり、細胞の核酸合成を再開させます。



ボグリボース(ボグリボース)
ボグリボースは腸管での糖質の分解を抑制し、その消化・吸収を遅らせることにより食後の血糖上昇を抑えます。食事療法・運動療法、またはそれらに加えて経口血糖降下剤やインスリン製剤を使用しても十分な効果が得られない場合に用いられています。



ボセンタン水和物(ボセンタンスイワブツ)
ボセンタン水和物は肺血管で増加するエンドセリンという血管収縮物質に対抗して、血管の収縮を抑え、肺動脈圧を低下させる作用がある薬です。



ボラギノールN(ボラギノールN)
ボラギノールNを使用すると過敏症(発疹、かゆみ、局所の刺激感)などがおこることがあります。



ボリコナゾール(ボリコナゾール)
ボリコナゾールは従来の抗真菌薬では治療が難しい症状に用いられる新しい真菌症治療薬です。真菌(病原性のかび)の細胞膜成分の生合成を抑え、その発育を妨げる作用があります。



ポラプレジンク(ポラプレジンク)
ポラプレジンクは胃粘膜に付着・浸透して病変部を保護することにより、その治癒を助ける、抗潰瘍剤です。



ポリエンホスファチジルコリン(ポリエンホスファチジルコリン)
ポリエンホスファチジルコリンは大豆から抽出した成分でリノール酸を多く含み、脂質、糖質、タンパク質の代謝・排泄機能を改善します。



ポリカルボフィルカルシウム(ポリカルボフィルカルシウム)
ポリカルボフィルカルシウムは消化管内の水分を保持する作用や、消化管内容物の輸送機能を調節する作用があり、過敏性腸症候群における下痢と便秘の両方に効果を示します。



ポリスチレンスルホン酸カルシウム(ポリスチレンスルホンサンカルシウム)
ポリスチレンスルホン酸カルシウムは腸管内でのカリウムの吸収を抑え、カリウムを便とともに排泄させて、血中のカリウムを減らします。腎不全にともなう高カリウム血症に用いられます。



ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(ポリスチレンスルホンサンナトリウム)
ポリスチレンスルホン酸ナトリウムは腸管内でのカリウム吸収を押さえ、カリウムを便とともに排泄させて、血中のカリウムを減らします。腎不全にともなう高カリウム血症に用いられます。



抱水クロラール(ホウスイクロラール)
抱水クロラールは中枢神経系に働き、催眠作用や抗けいれん作用を示します。生理的状態に近い催眠効果が得られる薬で、作用時間が短いため、検査目的でも使用されます。



補中益気湯(ホチュウエッキトウ)
補中益気湯(ホチュウエッキトウ)は胃腸の働きを活性化し、体力を回復をさせる働きがあります。虚弱体質、疲労倦怠、病後の衰弱、結核性疾患・胸部疾患による体力の低下、夏やせ、胃弱、胃下垂、貧血症、低血圧症、多汗症、痔疾患、脱肛、子宮下垂、風邪を改善するため、胃腸の機能が低下して、食欲不振、頭痛、悪寒、倦怠感などをともなう、虚弱体質の人や体力の衰えている人に処方される漢方薬です。



防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)
防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)は体内の水分循環を正常化して、疲れをとる効能があります。また、痛みを和らげる働きも持っているので、関節痛、関節炎、関節リウマチ、多汗症、腎炎、肥満症、ネフローゼ、妊婦腎、むくみ、皮膚病、筋炎、月経不順、陰のう水腫などの改善に用いられます。色白で筋肉にしまりの無い、疲れやすい、また、汗をかきやすい人に処方されます。



防風通聖散(ボウフウツウショウサン)
防風通聖散(ボウフウツウショウサン)は身体の中の熱を和らげる働きがあります。また、体内の水分循環を正常化して、便通をよくする効能もあります。ですので高血圧による動悸・肩こり・のぼせ、肥満症、むくみ、便秘、胃酸過多症、腎臓病、慢性腎炎、心臓衰弱、動脈硬化、痔疾患、湿疹、脳溢血などの改善に用いられます。腹部に皮下脂肪が多く、便秘、肩こり、尿量の減少などの症状の人に処方される漢方薬です。