ラからはじまる薬の成分名

ラからはじまる薬の成分名のカテゴリーに属しているお薬およびその成分を解説しています。


ラウリル硫酸ジフェンヒドラミン(ラウリルリュウサンジフェンヒドラミン)
ラウリル硫酸ジフェンヒドラミンはアレルギー反応を引き起こすヒスタミンという化学伝達物質の働きを抑える作用があり、じんま疹、湿疹、小児ストロフルスなどに用いられます。



ラクチトール水和物(ラクチトールスイワブツ)
肝臓の機能が著しく低下すると、腸管内で産生されたアンモニアが解毒されなくなってしまい、血中にアンモニアが増加して精神神経障害、羽ばたき振戦、昏睡などの脳症を招きます。このラクチトール水和物は大腸内の細菌によって分解されて乳酸や酢酸、酪酸などの有機酸となり、これらが腸内細菌叢を変化させて大腸でのアンモニアの産生と吸収を抑え、血中のアンモニアを減少させます。非代償性肝硬変(黄疸、腹水、むくみ、肝性脳症、消化管出血のいずれかが認められる肝硬変)にともなう高アンモニア血症に用いられます。



ラクツロース(ラクツロース)
ラクツロースは大腸内の細菌によって分解されて乳酸や酢酸などの有機酸となり、これらが腸内細菌叢を変化させて大腸でのアンモニアの産生と吸収を抑え、血中のアンモニアを減少させます。また有機酸により腸の機能が調整されるため、産婦人科手術後の排ガス・排便促進や、小児の便秘にも用いられます。



ラクトビオン酸エリスロマイシン・コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム製剤(ラクトビオンサンエリスロマイシン・コリスチンメタンスルホンサンナトリウムセイザイ)
ラクトビオン酸エリスロマイシン・コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム製剤は細菌性結膜炎の主要な原因であるブドウ球菌に効力を示すラクトビオン酸エリスロマイシンと緑膿菌に効力を示すコリスチンメタンスルホン酸ナトリウムを配合した薬で目の感染症に用いられます。



ラクトミン(ラクトミン)
腸内には有益な細菌と有害な細菌がバランスを保ってすんでいますが、なんらかの原因で有益な細菌が減少すると、腸内に異常発酵や腐敗が生じます。ラクトミンは大腸菌などの病原菌を減少させる乳酸菌製剤で、腸内環境をビフィズス菌優位の状態に導き、整腸作用を示して下痢などの症状を改善します。



ラタノプロスト(ラタノプロスト)
ラタノプロストはプロスタグランジンF2a誘導体で、房水(眼圧を保つ目の中の水)の流出を促し、眼圧を低下させます。房水の産性を抑えて、眼圧を下げるのではなく、高眼圧の状態の房水を流出させる作用で下げています。緑内障や高眼圧症に用いられます。



ラナトシドC(ラナトシドC)
ラナトシドCは心筋に直接作用してその収縮力を高める働きがあり、弱った心臓の働きを回復させて、先天性心疾患・弁膜疾患・高血圧症・虚血性心疾患などによるうっ血性心不全や各種の頻脈を予防・治療します。ジゴキシン(強心剤の代表薬)と同様の作用を持ち、速効性もあります。



ラノコナゾール(ラノコナゾール)
ラノコナゾールは真菌(病原性のかび)の細胞膜成分の合成を妨害し、その増殖を抑えます。白癬菌の感染による足・体部・股部の白癬や、カンジダ菌の感染による間擦疹・指間びらん症・爪囲炎、癜風菌の感染による癜風などに用いられます。



ラフチジン(ラフチジン)
ラフチジンはH2ブロッカーと呼ばれる薬で、胃粘膜細胞に作用し、胃粘膜を刺激する胃酸の分泌を強力に抑えるとともに、胃粘膜を保護する作用を併せ持ち、胃・十二指腸潰瘍に優れた効果を発揮します。 作用には持続性もあります。H2ブロッカーの登場により、胃・十二指腸潰瘍の治療は画期的に進歩したといわれています。



ラベプラゾールナトリウム(ラベプラゾールナトリウム)
ラベプラゾールナトリウムは胃酸の分泌に関与するプロトンポンプと呼ばれる酵素の働きを妨害することにより、強力な胃酸分泌抑制作用を示します。作用には持続性があり、1日1回の服用で24時間安定した効果が得られますが、服薬は通常6~8週間までにとどめられます。小腸で溶けて吸収されるような工夫が施されています。



ラマトロバン(ラマトロバン)
ラマトロバンはアレルギー反応を引き起こすトロンボキサンという化学伝達物質の働きを抑える作用があり、アレルギー性鼻炎に用いられます。



ラミブジン硫酸アバカビル(ラミブジンリュウサンアバカビル)
抗HIV剤であり、B型慢性肝炎治療剤でもあるラミブジン硫酸アバカビルはその製品によって作用が異なります。エピビルにはエイジウイルス(HIV)のDNA内に取り込まれてその増殖過程を中断する作用があり、HIV感染症に他の抗HIV剤(ジドブジン)と併用されます。ゼフィックスはB型慢性肝炎に対する国内初の経口抗ウイルス剤で、B型慢性肝炎ウイルスに取り込まれ、その増殖過程を妨害します。



ランソプラゾール(ランソプラゾール)
ランソプラゾールは胃酸の分泌に関与するプロトンポンプと呼ばれる酵素の働きを妨害することにより、強力な胃酸分泌抑制作用を示します。作用には持続性があり、1日1回の服用で24時間安定した効果が得られますが、服薬は通常6~8週間までにとどめられます。また胃・十二指腸潰瘍の発生や再発に関与するといわれるヘリコパクター・ピロリ菌の除菌に、アモキシシリンやクラリスロマイシンなどの抗生物質と併用されます。小腸で溶けて吸収されるような工夫が施されています。



酪酸クロベタゾン(ラクサンクロベタゾン)
酪酸クロベタゾンは皮膚疾患用の副腎皮質ホルモン剤で、皮膚の炎症やアレルギーを強力に抑え、湿疹や皮膚炎を改善します。比較的副作用が少ないため、再発しやすい疾患や副作用の発現しやすい部位に使用されます。



酪酸ヒドロコルチゾン(ラクサンヒドロコルチゾン)
酪酸ヒドロコルチゾンは皮膚疾患用の副腎皮質ホルモン剤で、皮膚の炎症やアレルギーを抑え、腫れ、痛み、かゆみなどを和らげます。



酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン(ラクサンプロピオンサンヒドロコルチゾン)
酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾンは皮膚疾患用の副腎皮質ホルモン剤で、皮膚の炎症やアレルギーを強力に抑え、腫れ、痛み、かゆみなどを和らげます。塗布部位では優れた効果を現しますが、体内に吸収されてからは薬効を持たない物質に変わるため、全身性の副作用の心配が少ない薬です。



酪酸プロピオン酸ベタメタゾン(ラクサンプロピオンサンベタメタゾン)
酪酸プロピオン酸ベタメタゾンは強力な作用を持つ皮膚疾患用の副腎皮質ホルモン剤で、皮膚の炎症やアレルギーを押さえ、腫れ、痛み、かゆみなどを和らげます。



酪酸リボフラビン(ラクサンリボフラビン)
ビタミンB2は糖質、脂質、たんぱく質などの代謝に広く関与し、コレステロールの増加を抑えたり、皮膚や粘膜の機能を保つためにも重要な物質です。酪酸リボフラビンは徐々に吸収されて薬効を現し、高コレステロール血症、ビタミンB2の欠乏または代謝障害による口角炎・口唇炎・脂漏性湿疹・結膜炎・角膜炎などを改善します。食事からビタミンB2が十分に接すできない状態にも用いられます。



酪酸菌(ラクサンキン)
腸内には有益な最近と有害な最近がバランスを保って棲んでいますが、なんらかの原因で有益な細菌が減少すると、腸内に異常発酵や腐敗が生じます。酪酸菌は腸内に棲む有益菌で、各種病原菌の増殖を押さえ、腸内環境を整えて下痢などの症状を改善します。