泌尿器系の薬
泌尿器系の薬のカテゴリーに属しているお薬およびその成分を解説しています。
・ウラジロガシエキス(ウラジロガシエキス)
ウラジロガシエキスは古くから民間薬として利用されてきた「ウラジロガシ」という植物の葉から抽出された成分で結石を溶かす作用や炎症を抑える作用、尿量を増加させる作用が認められています。腎結石や尿路結石の治療薬として用いられます。
・エビプロスタット(エブプロスタット)
エビプロスタットは「オオウメガサソウ」「ハコヤナギ」「スギナ」「セイヨウオキナグサ」などの植物由来の成分を主成分とするお薬で、前立腺のむくみや炎症などを抑え不快症状を緩和する効果があります。特別に強い作用はありませんが、副作用が少ないため長期服用でも安心して利用できます。
・コハク酸ソリフェナシン(コハクサンソリフェナシン)
コハク酸ソリフェナシンは急に尿意をもよおし、もれそうになる尿意切迫感や、排尿の回数が多い(特に夜間2回以上起きる)頻尿、トイレに行くまで我慢できず尿がもれてしまう切迫性尿失禁などの過活動膀胱炎のために、日本で開発された薬です。1回の排尿量を増加させることで、排尿回数を減らします。
・セルニチンポーレンエキス(セルニチンポーレンエキス)
セルニチンポーレンエキスはトウモロコシ、ライムギ、ヘーゼル、ネコヤナギ、マツなど数種の植物の花粉の混合物から抽出したエキスを主成分とする薬で、前立腺の炎症や肥大を抑える作用、膀胱を収縮させるとともに尿道を弛緩させて排尿を促す作用などがあり、慢性前立腺炎や初期の前立腺肥大症に用いられます。
・ナフトビジル(ナフトビジル)
ナフトビジルは交感神経に作用して前立腺部や尿道の平滑筋の緊張をやわらげ、尿道内の圧力を低下させて、前立腺肥大症にともなう排尿障害を改善します。作用には持続性があります。
・ポリスチレンスルホン酸カルシウム(ポリスチレンスルホンサンカルシウム)
ポリスチレンスルホン酸カルシウムは腸管内でのカリウムの吸収を抑え、カリウムを便とともに排泄させて、血中のカリウムを減らします。腎不全にともなう高カリウム血症に用いられます。
・ロワチン(ロワチン)
ロワチンは、植物からの抽出物などを配合した薬で、尿路結石の生成を防いだり、石を溶かして出しやすくします。小さい石ならば、自然排石も可能ですが、大きい結石をすべて溶かすことは困難です。また病原菌の増殖を抑える作用や内臓筋の収縮を緩和する作用もあるため、尿路結石の炎症や痛みの緩和にも役立ちます。
・塩酸オキシブチニン(エンサンオキシブチニン)
塩酸オキシブチニンは膀胱の平滑筋に直接作用してその過剰な収縮を抑えるとともに、膀胱の働きをコントロールする神経を調節して排尿回数を減らします。神経因性膀胱や不安定膀胱における頻尿、尿意切迫感、尿失禁に用いられます。
・塩酸クレンブテロール(エンサンクレンブテロール)
塩酸クレンブテロールは気管支筋の緊張をやわらげて気管支を広げたり、アレルギーを抑える作用があり、気管支喘息や気管支炎などにともなう気道閉塞性障害を改善します。また膀胱の平滑筋を弛緩させる作用もあり、腹圧性の尿失禁にも用いられます。作用には持続性もあります。
・塩酸フラボキサート(エンサンフラボキサート)
塩酸フラボキサートは膀胱が充満した時におこる膀胱平滑筋の収縮を緩解することにより頻繁な尿意を抑える作用があり、排尿力を低下させることなく、頻尿や残尿管を改善します。
・塩酸プラゾシン(エンサンプラゾシン)
塩酸プラゾシンは血管を収縮させる交感神経の働きを抑えて末梢血管を広げ、血圧を下げます。また膀胱の平滑筋を弛緩させる作用もあるため、前立腺肥大症にともなう排尿障害にも用いられます。腎臓への負担が少なく、副作用の頻脈もおこりにくい薬です。
・塩酸プロピベリン(エンサンプロピベリン)
塩酸プロピベリンは膀胱の平滑筋に直接作用し、膀胱が充満したときにおこる膀胱の収縮を抑えるとともに、排尿を促す副交感神経の興奮を抑えて、頻尿や尿失禁を改善します。
・酒石酸トルテロジン(シュセキサントルテロジン)
酒石酸トルテロジンは日本で始めての過活動膀胱炎の薬です。急に尿意を催し、もれそうになる尿意切迫感や、排尿の回数が多い(特に夜間2回以上起きる)品用、トイレに行くまで我慢できず尿が漏れてしまう切迫性尿失禁などの症状を改善します。他の作用に比べ、少ない量で暴行収縮作用が強いとされています。1日1回の服用で効果が期待できる薬です。